「太陽の坐る場所」

太陽の坐る場所「太陽の坐る場所」
辻村深月
文春文庫

今年の一冊目です。著者は山梨出身の若手作家で3年前に直木賞を受賞、山梨では時の人となりました。そして昨年は「太陽の坐る場所」の映画化、そこで読んで見ることにしました。

F県というのは山梨県かな、そして舞台の高校は作者の出身校を勝手に想像してしまいます。地元テレビ局・・・・あそこか、なんてことも。

高校時代のクラスメートが、章ごとに「出席番号○○番 誰々」とうたって登場します。その人物が主人公という視点で描かれているのも個性的。多くの登場人物が音信不通となるのですが、そのままで終わってしまうのも不思議。姓と名が同じ人物が登場したり、名が同じ人物が登場したり、後になって「ああ、これはこちらの人だったか」なんてことも。人物の描写も若い感覚なのかもしれません。最後まで興味深く読みました。

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