日別アーカイブ: 2017年2月1日

市川三郷七福神巡り

標記のウォーキング・イベントに参加してきました。甲府盆地の南端に位置する市川三郷町の真言宗寺にある七福神像巡りです。

七福神1今回は適度に広い駐車場がないこと、スタート地点と終着点が異なる駅となることから電車利用となりました。始めて利用する朝の穴山駅、線路方向に雪化粧の八ヶ岳です。

七福神2スタート地点となる甲斐上野の駅舎、シンプルな駅です。この前の広場で準備体操をして出発。
七福神3ここは歌舞伎の市川團十郎発祥の地。踏切を渡って歩き始めると、線路の向こうの家壁には歌舞伎役者の顔が描いてあります。

七福神4歌舞伎文化公園に向かってゆるやかな上り坂を歩きます。


七福神5この公園はボタンで有名。そのボタン畑も今は畝がきれいに並んで手入れされています。


七福神6建物にはやはりシンプル化した歌舞伎役者の顔が。

 

七福神7ここから最初の目的地:光勝寺への道は甲府盆地を見下ろす斜面を走る道。南アルプス方面を望みます。


七福神8大黒天の光勝寺、でもここでは大黒天様を写真に撮り忘れてしまいました。このお寺ではゆず茶のおもてなし、おいしかった~。


七福神9不動院への道すがら、梅が咲き始めていました。北杜市よりは暖かいようです。


七福神10赤い前掛けをした6体のお地蔵様、後ろの現代的な家の屋根との面白い取り合わせです。

七福神11寿老人2番目の不動院:寿老人像。住職さんのお話がユーモアに富んで面白かった。最後にはポケット・ティッシュを配ってくれたのですが、住職さん曰く、

「当寺ではこれをティッシュとは言いません。『ふくのかみ』というんです。」

なるほど、「福の神」「拭くの紙」、うまいですね~。

七福神12
七福神14

 

三番目:薬王院の山門へのアプローチ、灯籠が並んでみごとです。この寺の起源は奈良時代だとか。それから右の写真、神社で言えばお賽銭箱の手前に鈴があってひもが降りている、それを揺らして鈴を鳴らして柏手なんてしますが、その鈴のような役割なのでしょうが巨大な数珠のようなもの。上に滑車があって一方の数珠を引き下げると他方の数珠の玉が滑車を乗り越えて引いた方の数珠の上に落ちてきます。「カンカンカンカン」と玉が当たる音が響き渡ります。

七福神13えびすそしてこの寺には恵比寿様。

 

七福神15芦川を渡る橋から八ヶ岳を望みました。快晴!

七福神16昼食を食べた熊野神社。日だまりのような暖かい落ち葉の積もった上での昼食でした。境内には葉は落としていますが立派な大木がご覧の通り。

七福神17ワインの醸造所に立ち寄りました。試飲のために気前よく開封して下さり白も赤もロゼもとワイングラスで贅沢な試飲、これだけで満足してしまいます。気持ちよくなって財布のひもがゆるんでしまった方も多数。まだまだ続くウォーキングに重いお土産は禁物なんですけどね。店内にはマニアのオーディオ(自作の大きなスピーカに糸ドライブのターンテーブル)から流れるジャズが響いていました。写真、撮ればよかったな。

七福神18ほてい花園院の布袋様、立派なおなか。

七福神19
七福神20

 宝寿院の福禄寿。


七福神21弁財天宝寿寺の弁財天。これだけ女性の神様でしょうか。琵琶も持ってるんですね。

七福神22蝋梅市川陣屋跡のすぐ近くで蝋梅がほぼ満開、鼻を近づけてかおりを楽しむ人も。街中を歩いているとかつての賑わいを思わせるものが随所にあります。歴史ある町、そして地域の中核の町だったんですね。


七福神23毘沙門天最後は福寿院の毘沙門天。これは戦いの神様かな。

七福神24終着は市川大門駅、駅舎の屋根はまるで竜宮城。こういうセンス、どこから来るんでしょうかね(笑)。そういえばこの町には大門碑林公園というのがあって中国風の建物がありましたよね。

各寺ではそれぞれ優しいおもてなしををいただき、快晴で温かな中での11kmのウォーキング、満足でした!