映画「小さいおうち」を見てきました。
昔は田舎から学校を卒業したばかりの若い女性の多くが中流家庭のお手伝いさんとして住み込みで働きに出たことはきいていましたが、聞いていただけの世界を映像でみせてくれる映画。最後にはちょっとほろりとさせられてしまいました。
作品中には蓄音機でSPレコードを聴くシーンがあり、それが私の好きなストコフスキー指揮、フィラデルフィア・オーケストラの演奏。それが話題となり映画「オーケストラの少女」の話題へ、そして吉岡秀隆さんと松たか子さんがストコフスキーの指揮の真似。これは俳優さん達もストコフスキーの映像をみて真似ているなと楽しく見ていました。
主演の黒木華がベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したことから聴衆も多いのだろうかと想像していたのですが、驚くほど少人数でした。でもさすがに主演の黒木華さん、素朴さと清純さをもったお手伝いを好演していました。倍賞智恵子さんのおばあちゃん役もよかったなぁ。
それから忘れてはいけません。有名な絵本:バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」。この映画の中でやっぱり登場しました。この絵本から何かしらのイメージをいただいた作品なんでしょうね。