日別アーカイブ: 2006年7月29日

民芸品店

 旭川駅の観光案内で「民芸品のようなものを置いている店はないですか?」とたずね、駅から歩いて数分の店を訪ねた。木製の品物やら染め物などが多く並べられていたが、店の奥には仏様などの特徴的な絵画が並べられている。全て佐藤勝彦さんの絵だった。さらに、階段を上ると中二階のような比較的小さな部屋があり、ここは全て佐藤勝彦さんの絵の展示だった。店の人に尋ねると、もう何十年も佐藤さんの絵を展示し、販売しているそうだ。「この店にも何度も来たことがあるんですよ。」とのことだった。佐藤勝彦さんと言えば「ありゃせん、ありゃあせん」という著書が出版された頃、佐々木先生の口からこの本が紹介されて私たちも読んだ。お便りをご自由にというふうな後書きがあったことからハガキを出し、佐藤さん独特の仏様の絵が描かれたハガキを返信としていただいた。「佐藤さんの絵は私も好きなんですよ。」というと、「棟方志功さんの絵に似てますねという人は多いですけどね。(そう言う人はめずらしいですね。)」と言われてしまった。展示されている絵にはほとんど値札がついており、どれもとても魅力的ではあるがとても手が出ない。結局、小さな民芸品を買ってその店を出た。