日別アーカイブ: 2006年5月27日

Aさんからのメール2 (続)

<確認・質問事項>
 浄化槽の仕切板には穴をあけるか、撤去する。
 浄化槽の仕切板の穴あけは、どの程度の大きさ・数が必要なのでしょうか。
<コメント>
 浄化槽は、その処理方式による違いはありますが沈殿槽、接触ばっき槽、消毒槽など何槽にもFRP板の隔壁で分かれています。板は、4ないし5枚の貼り合わせ積層板です。ここで、雨水の有効貯留量を増やすことが重要です。従って、不要な、炉材は撤去し、隔壁に連通の穴をあけます。穴の口径は約200φ~250φx2カ所 /1隔壁当たりで、形状は○でも□でも良いと思います。2カ所の意味は、連通自然流動するためです。隔壁を完全に撤去するにこしたことはありませんが、浄化槽には周囲から土圧がかかっているので強度上残しておかなければなりません。隔壁の穴は、浄化槽の底部から作業上少し上がったところになってもかまいません。二つの穴は、水平に並ぶ位置が流動上良い。ポンプの位置は、流出側(流入口から一番遠い位置)が、停滞水域が発生しなくてよいです。susukiさんの浄化槽のメーカー、型番が分かったら教えてください。撤去する部分や穴の位置などもう少し具体的に検討できるかと思います。
<確認・質問事項>
 浄化槽中に水抜き(水量調整用)蛇口セットをつける。
 浄化槽中の水抜き(水量調整用)蛇口セットは、
  ・水中ポンプのパワーが大きすぎるので少しパワーを落とす。
  ・散水等、使用後蛇口までの配管内に残った水を落としてしまう。
という意味でしょうか。
<コメント>
 もう一ランク圧力の小さい150wのポンプでも良いが、砂塵の排出や、ホースから気持ちよく散水出来ることを考えると、少し余裕がある選定した250wが良い。蛇口は水量の逃がし調整とポンプを締め切り運転(電源消し忘れ)から安全側に保護するためです。実際はチョロチョロ開く程度です。 
<確認事項> 浮き型水位計と取り付ける。
<コメント>
 雨の貯まり具合が一目で分からないと、その都度、蓋を開けて覗かなければなりません。海に浮かぶブイのようなものを工夫して手作りしてみるのも良いと思います。雨が貯まって、浮きが上がってくると、なぜか、精神的な充実感。雨が降るのが待ち遠しくなると思います。因みに、デンマークのウインドミル出資組合(風車発電)の子供さんたちは、風が強く吹く日は「お父さん、今日は儲かるね」と言います。(日本では、桶屋が儲かる)
<確認事項> オーバーフローした雨水は浸透マスにより浸透させる。(下水道にはつながない)
<コメント>
 明日、定価と市場価格を調べ連絡します。蓋も塩ビ製なのでそれなりの価格です。