この演奏会(第1回東京公演)の録音をもとに初めてのレコードが製作され、自分たちのレコードをはじめて手にすることができた。レコードは少々エコーが過多であるとも思うが、なかなかのハーモニー、なかなかのできばえであった(これは私自身が入って唱っていることからくる、かなり控えめな表現です)。価格は2千円、貧乏学生にとってはちょっと勇気のいる金額であるがこの時ばかりは私も1枚購入した。金銭面のこともあるが、この頃の私たちにとってレコードに記録された音楽が日常の生活の中にあるのだから、特別購入する必要も感じなかった。だからその後も毎年作成されたレコードを私はほとんど購入しなかったし、多くの団員も同様であった。しかし、私の友人Kさんはこのレコードを10枚くらい購入して(家族や友人)に配ったとのことである。彼も決してゆとりのある学生生活ではなかったはずだが、当時の演奏に大きな価値を見いだしていたのだろう。
山形も桜が咲き始めました。
第一回の梨大東京定演の手伝いで山形から出かけ楽屋裏で聴いていた事を思い出します。
会場の朝日生命ホールまで行く途中、雪深い山形と違って歩道脇の沈丁花の香りに春を感じ、幸せな気分に浸った事も思い出されます。
定演後、先生が全員を喫茶店(レストラン?)に連れて行き、この店は美味しいからと言って皆に進め、感謝の言葉を話されていた事を思い出します。
この後も何度か梨大の定演を聴きに行きました。
森山先生とも会場で会った事があります。
賛美歌さん
コメントありがとうございます。山形では草花も一斉に春を告げるのでしょうね。
東京公演、私たちはいい気なもので多くの方のサポートがあったことなど考えもしませんでした。森山先生の姿を見るチャンスがあったんですね。私たちの知らないことなど、これからも紹介していただけると嬉しいです。