4月の国分寺の合唱の集まりがありました。
甲府盆地は桜の花から桃の花へと移り変わる時期ですが、桃の花の絨毯というにはまだちょっと早く、あと1週間で見頃といったところでしょうか。国分寺では公園で桜祭りか何か大変な人出で駐車場はどこも満車、駐車場探しに一苦労でした。ですから練習には30分以上遅刻、分離唱はもちろん、はじめに唱う讃美歌の何曲かも唱えずじまいでした。私が入ってからは、
讃美歌
やさしくともをみちびき
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
みたまなるきよき神
光のお宮
よしきり
われは幼く
ここで前半終了。今回はS:5,A:5,T:3,B:3という編成でした。休憩時間に男声合唱2曲、
少女と若者
Adoramus Te
あたらしい曲をと「少女と若者」をピアノで弾いていただいて譜読みをしてみました。ハーモニーが響くはずのこの曲がこの日はちょっと、いつも唱っている「Adoramus Te」のハモりにしてもイマイチ、どうやら我々自身に問題ありだったかな。そんなことで男声合唱は早々に退散しました。
後半の練習は、
緑の森よ
雲雀
鶯
鐘の音
からたちの花
渓川したいて
夏の夕べ
以上で練習を終えました。「鐘の音」は録音では聴いたことはあるのですが、ほとんど唱った記憶がありません。私自身がまだまだ課題の多い曲です。でも特徴的で魅力的な曲、早く唱えるようになりたい曲でもあります。
この日は私達の合唱に見学者がありました。甲府からの参加、クリスチャンで特に合唱経験のない方だそうです。ネットで私達の合唱のことを知り、佐々木先生の著書「耳をひらく」も図書館で取り寄せていただいて読んでいるとか。こういう方にどんな感想を持っていただけるのかちょっとこわいところでもありますが、耳で唱いハーモニーをたいせつにしている私達の合唱を大変ストレートに受け止めて感じていただいたようです。これで仲間が一人増かな。
終了後はティータイムの後また唱いはじめました。
光のお宮
我は幼く
よしきり
すすき
夏の夕べ
讃美歌
つかれしものは
ひつじはねむれり
われにこよと主はいま
わがたましいを
すくいのぬしは
ああ主のひとみ
ナルドのつぼ
まきびとひつじを
よしやよのひと
わが主イエスよ
主よみもとに
いつくしみふかき
メンバーの中の誰でもが次々とリクエスト曲をいって、その曲をうたいはじめる。少人数で聴き合ってハーモニーにつつまれて唱う、これもまた至福の時間です。中には私など唱ったことのない曲も飛び出すのですが、「これはやめよう」なんてことにはなかなかならないのです。そこで初めてでも楽譜にしがみつきながら唱っていきます。でもハーモニーの中でなら何とか唱えてしまうんですよね。初めての曲も一番だけなら楽譜の中に歌詞があってまだいいのですが、二番となると楽譜と離れたところにある歌詞をワンフレーズさっと目を通して楽譜の方に目をやって唱う、ついていくのがやっと、スリル満点なのですが、でもこういう初めての曲の自分の声がハーモニーの中で吸い寄せられるようにおさまっていく、これも快感なんですよね。最後の「いつくしみふかき」、初見のような曲からよく唱ってなじんだこういう曲にかわるとまた味わい深くハモれてうれしいのです。
今回も充実した、うれしい時間を終えました。
(3.6k)