和菓子屋に嫁ぐことが決まっているさくらに突然、年齢は一回り下の「兄」という人物が現れる。無視しようとしても心の中に入ってきてしまうようなこの「兄」がさくらに、そして嫁ぎ先の春日庵に、婚約者にと関わり馴染んでいってしまうという不思議な展開。花嫁修業に通っている料理教室ではダメだと、この「兄」が料理教室まではじめる。
そんな関わりの中でさくらの封印した過去の記憶が溶け始め・・・・。
風変わりな「兄」が結婚を控えた主人公により深い幸せを運んできてくれるような物語、いいおはなしでした。
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