図書館の司書の方と「戸村飯店 青春100連発」の話題となったとき、同じ瀬尾まいこさんの「おしまいのデート」がよかったとうかがって読むことにしました。この図書課にはなく図書館ネットワークで取り寄せていただき、他館への返却の都合で返却日厳守とのこと。「これははやく読まなくては。」と。
内容は短編5編、いずれもデートがテーマのものでしたが単なる若い男女のデートというのではなく、祖父と孫、老教師と教え子、同じクラスの男子高校生二人、捨て犬を介したOLと大学生、保育士と園児とその父親とさまざま。ほんのりとした味わいの小品集であっという間に読み終えてしまいました。私としてはこの表紙に描かれた天丼が登場する作品がいちばんだったかな。