この本を先週末から読み始めました。王子さまで育った主人公のゆったりした話しで始まったのですが、それから急転直下のどん底に転落。このあたりからはもう話しの中にひきこまれて・・・・。あまりあらすじはやめておきましょうね。
昨日の人間ドック、この本を持っていって検査と検査の合間、食事の時間、それから医師の面談までの待ち時間、バリウムをスムーズに出すようにと傍らにほうじ茶をおきながら読みふけりました。おかげでこの日読了、久しぶりに話しの世界に没頭しました。
元はドイツの小説、言葉のやりとりの機微で生活の糧を得ている道化師、その会話の諸々をうまく翻訳するのは大変なことだったんでしょうね。訳本の多くは読みにくいものですが、翻訳とは思えないような文章に引き込まれました。満足・・・・。
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