NHKアーカイブス選という番組をみました。過去に放送されたNHK番組ビデオライブラリーな中から著名人が推薦するものを放映するというもの。選ばれた今回の番組は、
「プロジェクトX・えりも岬に春を呼べ」
かつて豊かだったこんぶ漁の漁場だった襟裳岬が、海岸の広い範囲が砂漠化してしまって良質なこんぶが穫れなくなってしまった。漁業者の方々の何十年という気の遠くなるような奮闘で森が再生し、海も再生したというもの。約1時間、見入ってしまいました。
「襟裳岬」という有名な歌、この曲がヒットした頃この地の人達は失われた自然を回復しようとしていた時でした。「襟裳の春は、何もない春です」という歌詞に傷つけられたとのこと。どこの地にあってもそこに住む人達の感情があり、大ヒット曲もその地の人の心を傷つけてしまうんですね。
そこに生活している人達の強さ、すごいですね。陸の自然破壊が海にも深刻なダメージを与えること、自然破壊は大きな工事でなくても起こるしその回復は気の遠くなるような時間と努力でしかできないことを改めて感じました。そして回復がみえてきた頃、番組の最後にはこの地の方々が高らかに「襟裳の春は、世界一の春です」と歌っていました、感動的でした。
「えりも岬に春を呼べ」
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