今年も「自然農学びの会」にできる参加してみようと思っているのですが、4月以来なかなか思うように都合が合いません。今回はやっとはじめから見ることができたのですが、しかし途中までで帰らなければなりませんでした。
会が行われる自然農の田圃は今、麦が稔っています。向こうに見える在来農法の田圃ではもう田植えが終わり、植えた苗が青んで来ていますが、自然農の田圃はまだこれから麦の収穫、そして田植えとかなり遅めです。米が秋に稔るように麦が稔るこの季節を「麦秋」と言うのだそうですね、知りませんでした。今では通常の農法で麦作を行っている田はわずかですが、そう言った田圃も道路沿いで見かけます。一面麦できれいな光景ですが、自然農の麦畑はやはり草の中から麦が伸びて穂を出しています。こういった光景は「きれい」というより「たくましい」といった方がよいですね。
稲の苗間はオケラに大分苗を食べられたそうです。苗を食べるのだから米のにおいが好きなのだろうと考え、苗間にふすまを溶いた水をまいたところ、しばらくしてオケラが次々と土の中から出てきたので、拾い集めて退治できたそうです。おかげで「オケラ対策も発見できました」なんて三井さんはおっしゃっていました。長年自然農法を実践してきた方でもまた、毎年毎年が試行錯誤なんですね。集めたオケラは自宅のにわとりの胃袋におさまったそうです。
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