先日、八ヶ岳歩こう会のイベント「我が町シリーズ小淵沢・鏝絵の里」がありました。私も参加したかったのですが都合がつかず残念。そこで会のホームページからコースマップをプリントしてこれを頼りに一人で鏝絵巡りをしてきました。
私は小淵沢図書館駐車場をスタート、ここから徒歩でまずは駅に向かいます。
さっそくありました、立派な蔵。これは当家の姓でしょうか、絵ではありませんがこんなのも珍しい。
ロータリーの隅にこんな像、さすが馬の町・馬術の町・ホースショーの町の表玄関です。
駅をちょっと下ると「本町の鏝絵」が始まります。シンプルですが珍しい家紋。
家紋なのか絵なのか、珍しいデザインです。ちょっと筍のような、いやむしろ茗荷かな・・・・。
鯛を釣り上げる恵比寿様、商売繁盛の神で商家で信仰したそうです。釣り糸が絵から飛び出してきています。後で写真を見て、レンズの汚れかと一瞬ギクリでした。
ここからは尾根という集落の鏝絵。
左下に亀(頭が上、下に尾)、上には葛籠のようなもの。浦島太郎のお話からも引用しているのでしょうか。
中央線の下をくぐって、
何と読むのでしょう?
この家の姓が描かれているのでしょうか。「浅川」かな?
高野集落に着きました。
家紋しかない蔵印の蔵も隅には珍しい絵柄が
この集落にある曹洞宗高福寺というお寺、庭園がきれいに整備されています。
この寺にある「幸福の鐘」、3列に108個の鐘が並んでいます、珍しい。
ここからは上笹尾集落の鏝絵。何かに抱きついているようにも見えますが、腰には鉈を差して多分これは働き者の姿。
この集落は線路の南側に位置しています。小さなトンネルを潜った先に大滝湧水・大滝神社があることから、この集落は「滝の前」とも呼ばれているようです。
そしてこれが大滝神社、神社の左手に湧水が蕩々と流れ落ちています。
この日最後に目にした鏝絵。薪の束に腰掛け本を読んでいる、勤労の間の寸暇を惜しんで本を開いていた二宮金次郎が題材なのでしょう。
的確な地図のお陰で道に迷うこともなく、ほとんどの鏝絵を見て歩くことが出来ました。ただ、残念ながら2枚ほど見落としがあったようです。また機会をみて拾ってこようと思います。
何時もながら素晴らしいレポートですね、鯛を釣り上げる恵比寿様は何処にあったのでしょう?進藤リーダーに教えてあげたら喜ばれると思います。