「解夏」

解夏「解夏」
さだ まさし
幻冬舎

さだまさしの短編集「解夏(げげ)」です。この本に掲載されている一作目が「解夏」。

失明に至る難病にかかってしまった主人公が職を辞して故郷:長崎に帰り、母と一緒に墓参りをするところから始まります。友人の眼科医、その友人に紹介していただいた同じ病の経験者、婚約解消したはずが長崎まで来て主人公に寄り添ってくれる婚約者、寺で巡り会う宗教家の老人等々多くの人のやさしさに囲まれながら失明という重い運命を受け入れていくまでを描いています。

最後は泣けてしまいます、短編ですが秀作だと思いました。さだファンになりそうです。

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