ミヒャエル・エンデ

 今日の新聞の1面に広告がある

     エンデ幻の名作 ついに邦語訳出版 - 「影の縫製機」 

 私の中でミヒャエル・エンデといえば「ネバー・エンディング・ストーリー」・「もも」ぐらいしか知らないが、非常に印象的な記憶だ。

 「もも」の読み始めは物語の中に入りにくかったが、その後グーッと引き込まれ、独特の世界を感じさせるものだった。その後、山梨にも劇団が来てこの作品を演じたとき見に行った。「時間をめぐる内容を演劇でどう表現するんだろう、そんな抽象的なものがうまく表現できるのだろうか」とあまり期待もせずに行った。詳しいことは忘れてしまったのだが、時間泥棒たちが時間の葉巻をスパスパと吸って、うまく表現するものだなと感心してしまった。このときも演劇を見た後の心地よさをたっぷりと感じて帰ってきた記憶がある。

 「ネバー・エンディング・ストーリー」は映画からはいった。その後、本を読んだが、その独特の世界にやはり読み終わった後の心地よさの残る小説だった。

 今日の新聞のような売り言葉に飛びつくようだが、エンデというと読んでみたくなる。近くの図書館に要望してみようかな。

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