全国の都道府県を巡っている「植樹祭」が平成15年5月に山梨で開催されたが、このときオマタタツロウさんが笛を吹いたそうだ。当時、私はそれを知らずに植樹祭には行かなかった。だから、松と岩肌のきれいな瑞牆山の麓にオマタさんの笛の音色が響き渡る、そんな素晴らしい情景を頭の中に勝手に描いている。
植樹祭余談
植樹祭には両陛下がみえる。地元では町をあげての大イベントだった。山間の狭い生活道路はそのために整備され、新しいトンネルも掘られた。道路上の大きな石が落下する危険があると、石を固定する工事もあった。住民の生活のためにはなかなか整備がすすまない道路環境が、両陛下が来るとなると一気に改善された。うれしいような嬉しくないような・・・・。
植樹祭の用地としてあまり足を踏み入れることのない瑞牆山の麓の森林を切り開き広い用地をつくった。このイベントには地元小学生の協力も欠かせない。小学校に赴いた関係者は小学生に質問されたそうだ。
「緑を育てる植樹祭のために、どうして森を切り拓くの?」
大人も動揺してしまう質問だ。