友人にすすめられた本書、図書館で予約して読んでみました。
作者沢村さんは言わずと知れた名脇役女優さん。その沢村さんの家庭生活、そして老いを迎えての心を綴ったエッセイ集。いい語り口の中に沢村さんの人柄がじんわりと伝わってきます。私たちも高齢者の入口まできてしまいましたが、こんなふうに心穏やかに自己の老いに向き合って行けたらいいなと思います。
三面鏡とは主婦として、女優として、そしてもの書きとしての三様の沢村さんを描いているという意味合いのようです。沢村さんのエッセイ、また読んでみたいと思います。
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