日別アーカイブ: 2009年11月1日

あけてゆっくり玉手箱

私が通った中学校は在籍中に統合となりました。でも2年間は新校舎が完成せず、私たちとその次の学年は名前だけの新中学校の卒業生です。まもなく校舎も取り壊さ今では市民グランドとなってしまいましたが、体育館だけは当時のふるいまま残っています。そのとなりには小さな沢を隔てて並ぶように小学校がありました。この小学校が廃校になったのは昭和60年ころ、でもこの校舎は今も当時のまま残っていかにも昭和の頃の学校を思い出させるたたずまいです。4~5年ほど前民放で放送された国仲涼子主演のドラマ「みんな昔は子供だった」はこの校舎でロケが行われました。

そんな廃校で、
あけてゆっくり玉手箱
~ よみがえれ 廃校の記憶 ~
こんな名前のイベント情報を知人から紹介していただき、行ってきました。

10月31日(土)夕方はオープニングイベントでした。私たちは夫婦+母の3人連れでの参加です。「かんから三線」というブリキの空き缶をもとに自作した楽器を駆使して大正時代のはやり歌を歌う「岡大介」さん、母を含めた人生の先輩の方々には本当になつかしい歌の数々でした。昭和なつかし映画会「月光仮面」、これは結構長かったですね。シンプルなストーリーと技巧的でない当時のモノクロ映像、笑ってしまいました。カッパさんの愛称で呼ばれている「おいかどいちろう」さん、最初は頭にかぶり物をして登場し、荒々しい獅子舞、自慢のカッパの髪型・顔芸を生かした踊り、おかめ面・ひょっとこ面と次々に面と姿態が変わっていくさすがの大道芸でした。お年寄りに近づいていって握手を求め、そのたびにカッパのキスとサービス精神も満点でした。ギター片手の古賀メロディーをはさんで最後は私たち一番の目当ての音楽トリオ「トリニティールーツ」の演奏でした。
あけてゆっくり玉手箱5
このグループの左右の二人は地元在住、以前にこのブログでも紹介したことがあるKURIさんです。二人の時と三人のとき、グループ名を使い分けているようですね。トリニティールーツの演奏は海外の打楽器や笛・エレキギターなどを駆使した民族音楽風、でもオリジナルの音楽のようでした。ステージの背景には屋外イベントで演奏した時の映像が効果的に映し出され、これもまたプロのステージで私たちを楽しませてくれました。
プログラムが終了した後も岡さんとカッパさんの演奏やトークでイベントを盛り上げ、出演者のみなさんも運営の方々と一体となってこのイベントを楽しんでいる、そんな様子のたのしい時間でした。