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鏝絵の里:津金を歩く

鏝絵巡りシリーズ第7回
鏝絵の里:津金を歩く

昨日、このウォークがありました。恥ずかしながら私の企画です。

ここ津金はかつて鏝絵を得意とする左官職人さんがいたところ。しかもその職人さんは古いものの修理も手がけられました。そのためかここは限られた範囲に数多くの鏝絵が存在し、山梨を代表する鏝絵処なのです。

01_おいしい学校

午前10:00においしい学校駐車場に集合、事前ストレッチのあとおいしい学校に移動、ここからウォーキング・スタートです。

02_水車と八ヶ岳ご覧の通り雲一つ無い素晴らしい天気に恵まれました。手前は観光用水車、高いところに雪を頂く八ヶ岳を望みます。

03_桜並木

学校前の桜並木、木々の先は幾分赤味を帯びて開花の時も近づいています。

04_たんぼ道を下るマスク軍団は田んぼの中のゆるい下り坂を南へ。

御所6-1

津金のメイン通りに出てすぐ目にするのがこの鏝絵蔵。丑鼻の下にこの家の姓が横文字で鏝で描かれているのもおしゃれ。丑鼻の鏝絵は大黒様です。(写真をクリックして大写しのものもご覧下さい。)

07_油屋看板

メイン通りをもう少し進むと油屋商店があります。玄関脇にはその大きな鏝絵看板、その上には富士山をかたどったこれも鏝絵です。屋号から察するところ、ここは昔灯明の油を商っていたんでしょう、看板もその時代の名残でしょうね。

08_波に千鳥油屋商店の母屋の丑鼻には「波に千鳥」の鏝絵、波を立体的に描いた見事な作品です。

下原1-2を渡って下原集落、すぐに目にするのがこの鏝絵。蔦が絡まってわかりにくいのですが写真にして拡大すると「松に鷹」。ここもかつての鏝絵職人さんのお宅だとか。

下原2-1坂を登ってすぐに次の鏝絵蔵(これは以前に撮った写真です)、何とこのお宅は今回一緒に歩いた会員と縁づいたお宅。立派な蔵の鏝絵は夜空を背景にした上品な作品「松に鷹」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

12_大黒に沿った道を遡り和田集落にはいってすぐのところで鏝絵発見。こちらの蔵は妻壁側ではなく正面の軒下に鏝絵が配されています。この大黒様のデザインも独特。(写真をクリックして鏝絵をご覧下さい。)

13_福寿草 道路沿いのお宅の庭に福寿草が見事に群生していました。

 

下原5-2
和田2-3

こちらは蔵を二つもつお宅、庭の中に入れていただいて見ることができました。緑青色の「龍」と「松に鷹」。なんと後者はこの家の先代さんの自作とのこと。「目がぱっちりしてかわいい鷹だね。」との声も。(写真をクリックすると拡大表示されます。)

 

14_クロッカスと福寿草このお宅、庭にはクロッカスと福寿草が群生、花もちょうど見頃でした。

 

14-2_クロッカスそのクロッカス、あまり見ない品種です。

 

15_塀沿いに歩くこんな道路も風情がありますね。

 

16_南アルプス遠望田んぼの中をまた津金の中心部に向かって引き返します。前方には南アルプスの眺望。

 

17_和田を歩く歩いているのはこんなたんぼ道。

 

18_昼食・津金学校スタート地点:津金三大校舎まで戻って昼食。おもいおもいに校庭の石・芝に腰を下ろしてしばしの休憩です。ここは明治・大正・昭和各時代に建築された校舎が保存・活用されていて津金のシンボル的な存在。後方の藤村式建築が明治校舎で、昼休みの間に各自で中に展示している鏝絵の資料も見学しました。

 

19_ミラプロ午後の部、今度は北方面を巡ります。スタートして早速に鏝絵蔵、こちらは川を挟んで離れたところからの観賞。

 

20_三日月こちらは茅葺き屋根を途端で覆った古いお宅の外トイレ、明かり窓の鏝絵。表側と奥側で色合いを変えて少し微笑んでいるような三日月様。こんな鏝絵をトイレに配した家主さん、何て風流なんでしょう!

 

21_倒壊寸前でもこちらの建物はもう倒壊寸前。こんな先人の文化遺産が消えていくのは忍びないですね、皆さん口々に「何とか保存できないのかな!」と。

 

22_桑原から大和へ向かうまたもたんぼ道を通って津金最北端、鏝絵巡り最後の大和地区に向かいます。

23_道祖神甲斐駒を背景に道端に立つ道祖神、電線がなければいいのになぁ。

24_寿老人着きました、大和地区。こちらの蔵には鏝絵では珍しい「寿老人」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

25_最後の鏝絵最後の作品は「波・月に鶴」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

26_リンゴ畑「津金のりんご」のりんご畑の脇を通ってスタート地点に戻ります。

27_集合写真今回のウォーク参加者28名、沢山の方にご参加いただき賑やかに楽しい時間を過ごすことができました。またサブリーダーさん何かと助けていただいてありがとうございました。

次回の鏝絵シリーズは4月、小淵沢ですよ~。そして、シリーズはまだまだ続く予定で~す。

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360°の大パノラマ

「八ヶ岳歩こう会」の

「紅葉に彩られた中山展望台・中山砦址周遊ミニトレッキング」

に参加してきました。

中山は北杜市白州町の台ヶ原と横手の間、尾白川と大武川の間に位置する887mの低い山ですが、周囲から独立して立っています。

 

07展望台

 

頂上にはこんな高くて立派な展望台があり、しかも周囲の立木は伐採されて、ここに上るとまさに360°の大パノラマです。

この日は天候にも恵まれました、それでは展望台からの写真をどうぞ。

 

01八ヶ岳まずは八ヶ岳、広い裾野まで見渡せます。

 

02金峰・瑞牆山

こちらは奥秩父連山の金峰山・瑞牆山、その右手は茅が岳。手前に広がるのは七里が岩溶岩流上の長坂町辺り。

 

03冨士南を向くと、遠くには富士山。

 

04空櫛形山方面になるのかな。雲と光の様子が面白いなと撮りました。

 

05大武川眼下に見えるのは大武川(右)と石空川(左)。昭和34年の台風による大水害ではこの川が氾濫したのでした。南アルプス深く切り込んでいるこの沢からの激流だったんですね。

 

06甲斐駒そしてこちらは甲斐駒ヶ岳

いかがですか、この眺望!この日、私たちは台ヶ原から2時間弱で登ったのですが、林道駐車場まで車で行ってしまうこともできます。お薦め景勝地!

 

紅葉の徳和渓谷ウォーク

 

16日、「紅葉の徳和渓谷ウォーク」がありました。渓谷の紅葉はすでにほとんど散ってしまっていましたが、晩秋の渓谷美の中を落ち葉を踏みしめて歩いてきました。

 

無窓の滝渓谷一番の見所:滝はこの「無窓の滝」かな。皆さんが林道をすすむ中、数人で駆け足で観てきました。でもこれ以上滝壺に近寄れなかった。

 

解散してからリーダーさんが案内してくれたのが「吉祥寺」、鎌倉時代に創建された真言宗の古い寺です。

吉祥寺の紅葉下から見上げる寺の紅葉はいまがちょうど旬、寺の塀とともにいい風情を醸し出しています。

 

吉祥寺の新羅桜階段を上って境内にはいるとまず正面に大きな桜、県指定の天然記念物で樹齢約400年のエドヒガンザクラです。

 

吉祥寺の鬼面本堂を見上げると普通なら鬼瓦があるような場所に鬼面、これは珍しい。

 

吉祥寺の紅葉2下から見えたカエデ、紅と黄色で華やか。今度は桜の花の時期に見に来てみたいですね。

八ヶ岳棒道ウォーク

11日、「八ヶ岳棒道ウォーク」がありました、八ヶ岳歩こう会の看板メニューならぬ看板コースです。集合は長坂町小荒間の三分一湧水館駐車場。ちょうど紅葉の時、たくさんの参加者でした。受付では大震災の被災者応援募金があり、カンパすると棒道てぬぐいてつくった手作りマスクがいただけて、募金にも会の人たちの心意気を感じ入ってしまいました。

 

01_スタート

みなさんマスクをして、相互の距離を保ちながらのセレモニー、事前ストレッチ、そして15kmの健脚コースと6kmのゆったりコースの二手に分かれてスタートしました。通常ならハイタッチをしながら人数の確認をするのですが、この日は手のひらに殺菌スプレーをしながら非接触の人数カウント。

 

 

02_三分一湧水の紅葉駐車場を出るとそこは三分一湧水公園の紅葉がお出迎え。

 

03_小荒間を抜ける小荒間の集落・農地を抜けるところ。

 

04_林間のはじまり林間の棒道に入りました。棒道は正確には「信玄棒道」。甲斐武田氏が信濃を攻略するためにつくられたという軍用道路です。その棒道、今ではウォーク用にと整備されています。

 

05_9番千手観音1 棒道沿いには数多くの石仏が点々と見守ってくれています。これは「9番千手観音」。

 

06_広い棒道1ここ小淵沢は馬の街・乗馬の街。棒道は遊歩道として整備されていると同時に、ほぼ並行して乗馬道も整備されていますので、こんな広々としたところを歩くことができます。

 

07_広い棒道2この日は天候にも恵まれて快晴!

 

08_16番千手観音16番千手観音

 

09_広い棒道3さらにさらに進みます。気分爽快!

 

10_集合写真で、こんなところで集合写真撮影。このときばかりは皆さんマスクを外して「はい、チーズ」。健脚メンバーは24名+カメラマンの私。

 

11_棒道の表示ここが棒道であることを知らせる標識が何カ所かありました。

 

12_細い棒道棒道を離れ、昼食場所の「道の駅こぶちさわ」を目指して下ります。

 

13_白樺葉は落ちてしまいましたが、白樺林が青空を背景に綺麗!

 

14_八ヶ岳間近で見る八ヶ岳。

 

15_舗装道路を下るこんな林間もいい。

 

16_紅葉(逆光)みごとな紅葉!

 

17_午前の部フィニッシュ こちらは黄葉。午前のゴールはもうすぐ。

「道の駅こぶちさわ」で50分の昼食休憩。陽射しは暖かくても標高1000mのここは歩いていないと冷えてきてしまいます。

 

18_午後スタートさて、午後の部スタート。来ただけの距離を戻らなければなりません。

 

19_もみじ回廊1ここは小淵沢の「もみじの回廊」と巷で言われている?のかそれとも歩こう会で名付けたのか?

 

20_馬術競技場

この広々とした芝生、ゴルフ場ではありません。馬術競技場なんですよ。芝生の中あちらこちらに置かれているのは馬術競技のハードルです。

 

21_紅黄葉 その脇でみつけた紅黄葉。

 

22_乗馬と出会う2頭の乗馬に会いました、この日2回目。馬の道でのこんな出逢いもいいのですが、時には馬の落とし物があったりします。新鮮なのもありましたよ(笑)、気をつけなければ!

 

23_紅葉の下を歩くこの日のコースはこんな見事な紅黄葉並木の下を歩くこともしばしば。

 

24_紅葉紅葉をアップ。

 

25_グルメ通りの黄葉軒先にこんな黄葉があるのも豊かな生活、いいな!

 

26_もみじのじゅうたん小淵沢から小荒間に向かう道路沿いにもまたもみじの回廊が。根元は一面紅葉黄葉のじゅうたんです。

 

27_もみじ回廊3 そしてじゅうたんの上はこの紅葉。

 

28_富士山小荒間に戻って最後に遠くに眺める富士山。みなさん思わず道路端に座り込んでしまいました。「ここで座ると根が生えちゃうよ」なんて声も無視無視。山梨は富士山から遠ざかるほど冨士がよく見えるんです。

紅葉と15kmのウォーク、たっぷり楽しみました。11月11日は八ヶ岳歩こう会では「棒道の日」と名付けて毎年棒道ウォークを開催するのだとか、また来年楽しみましょう。

リーダーさん、サブさんありがとうございました、そしてご苦労様でした。

 

晩秋の伊奈ヶ湖ウォーク

コロナ禍に加え、この夏ふくらはぎ肉離れを起こしたため、3月以来「八ヶ岳歩こう会」ウォークへの参加を控えてきたのですが、そろそそろいいかなとこの例会「晩秋の伊奈ヶ湖ウォーク」に参加してきました。

1_集合

昨夜の雨も上がり、レストハウス伊奈ヶ湖前の駐車場集合時はこんな霧の中うっすらと紅葉が見える幻想的な雰囲気。

 

2_これからスタート

リーダーさんからの話や事前ストレッチも終わり、スタート時には霧も晴れて美しい紅葉が姿を現しました。。

 

3_北伊奈ヶ湖見えた

駐車場から林の中を下るとすぐに北伊奈ヶ湖畔に到着です。紅葉はちょうど見頃、グリーンの湖水も印象的です。

 

4_湖面に映る

静かな湖面にも紅葉をよく映しています。

 

5_林間遊歩道

下りたときとは異なる林間の歩道を登って、今度は南伊奈ヶ湖を目指します。

 

6_南北伊奈ヶ湖紅葉

南伊奈ヶ湖湖面にせり出した楓の紅葉。

 

7_南北伊奈ヶ湖紅葉2

こちらはちょっと見上げて。今が見頃ですね。

 

8_湖畔遊歩道

湖畔を巡る遊歩道もいい雰囲気。

 

9_水路

湖に流れ込む流れも石を配して綺麗に整備されています。それに雨上がりの苔がまたいい。

 

10_南北伊奈ヶ湖遠景

少し遠くから湖岸を撮りました。

 

11_菖蒲池湖畔

南伊奈ヶ湖から直線的な階段を下るとすぐに「菖蒲池」。湖岸には木道がつくられていて、また違った雰囲気が楽しめます。

 

12_菖蒲の花

名前の通り菖蒲の花が咲いていました。その季節ではないと思うのですが・・・・?

 

13_樹下の苔菖蒲池近くの樹下、苔のじゅうたんが綺麗!

 

14_南北伊奈ヶ湖遠景再び南伊奈ヶ湖に戻って、ちょうど日が射してきた湖岸のどうだんつつじの紅葉です。

 

15_展望台より甲府盆地を望む昼食前最後は集合場所近くの展望台からの眺望、甲府盆地が見下ろせます。

 

16_落葉展望台から、黄色の落葉が一面に敷き詰められて中を駐車場へと引き返します。

 

17_檜林昼食後は櫛形山登山道を少し登って、檜の巨木林立ゾーンを歩いてきました。間伐・間引きして倒された幹が風化し苔に覆われて独特の光景です。

30分ほどで引き返して本日のウォークは終了。駐車場を中心に放射状に3つの湖水・展望台・檜林と変化に富み、ゆるやかなウォークの中でちょうど見頃の紅葉を楽しめて久しぶにウォークを楽しめました。ウォーキング、やっぱりいいな!

リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。

 

八ヶ岳公園サイクリングロード

午後は雨予報もある今日、でも朝から暑い日。涼しい木陰を歩こうと清里高原へ出かけました。

 

八ヶ岳公園サイクリングロード

 

 

ここは「八ヶ岳サイクリングロード」、駅からツツジの名所:美ヶ森に真っ直ぐ登る急傾斜の道路があるのですが、その脇の林の中をくねくねとのぼる「八ヶ岳公園サイクリングロード」があります。クマザサのじゅうたんの林は高原に来たことを思わせます。

 

釣船草ここには釣船草が自生、たくさん見掛けました。不思議な形です。

 

黄釣船そしてこちらは全く同じ形で色違いの黄釣船。でもこちらはわずかに見つけただけ、野生のたくましさがちょっと控えめなのでしょうか。

1時間半ほどのウォークでした。

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4月末明野

ちょっと前、4月末に明野を歩いた時の写真です。

春モミジ

この時期から紅葉しているモミジ、鮮やか。
オキナグサ咲く姿はクリスマスローズに似ていてその一種かと思ったのですが、知り合いから「オキナグサ」と教えていただきました。鮮やかな赤と外側・茎の白毛が印象的でした。花が終わるとまた違った顔を見せるとか、また見に行ってみようと思います。

 

 

醍醐山トレッキング

 

今回のウォークは「下部醍醐山トレッキング」。日蓮宗総本山:身延山久遠寺のある身延町にある醍醐山はスカイツリーと同じ高さ(標高)634mで一躍名を売り、登山道も整備されて登りやすい山になりました。身延線甲斐常葉駅をスタートし山頂を経て下部温泉駅ゴールのお手頃コースです。

 

01_集合甲斐常葉駅前に10:30集合、私は電車を避けてマイカーでここまで。まずはリーダーの挨拶、新型コロナウィルス騒ぎでこの日のことまでの開催の可否にゆれたことなど、それから天気予報が予報元によって違ったことなど。

 

02_川沿いスタートしました。から川沿いを上流方向へ、でもすぐに左折して登山道に入ります。

 

03_萬霊塔山道にはいる直前に、これは「萬霊塔」?

 

04_小休止

山道に入りましたU字型の底のような登山道は落ち葉がたまって、それを踏みしめてすすみます。

 

05_登る蛇行しながらも上りがきつくなってきました。

 

06_植林平らなところに杉か檜か綺麗に並べて植林されたところでの休憩。この日はこまめに小休止をとっていただきました。かつては畑だったところを、営農が困難となって植林したんでしょうね。

 

07_鳥打峠木製の標識がよく整備されていました。ここは鳥打峠、私たちは尾根道を歩いてきたのですが、かつてはこの尾根道と交差するように、下の部落から尾根越えをしていったんでしょうね。

 

08_間引き植林された林の中に伐り倒された太い幹がたくさん。これはどうやら太い木が育つように間引きしたんでしょうね。「間伐」ってこの作業のことをいうんでしょうか、それとも植林の間の下木を伐ることをいうのでしょうか?

 

09_登る今回のコースではきつい登り坂は三度ほど。以前に登ったことがあるというEさんの、「後で急登があるよ」という話を聞きながら「ここのことかな?」と何度も思ったのでした。

 

10_五老峰展望台五老峰展望台、見えるのは南東方向かな。正面に見えるのが五老峰です。

11_猿の腰掛け切り株に立派な猿の腰掛がありました。

 

12_共同アンテナこちらはどうやら共同アンテナ。左のボックスには「NHK」という表示がありました。山間の集落は個人のアンテナでは受信できる放送局が少なく、集落全体が参加する共同アンテナを山の上に立てて各家に配信。私の実家ではそのおかげで長野の放送も入るんですよね。

 

13_展望頂上間近の展望台。視界が開けて爽快なのですが、「こんなに木を伐っていいの?」

14_八ヶ岳を望むここからの展望、鮮明ではありませんが遠く八ヶ岳まで見渡せます。手前の白いのは市川大門のあたりの仏舎利塔。

15_頂上着きました、山頂。ここで昼食。この屋根の下には丸太のベンチ・テーブルがあり、記念スタンプも用意されていました。

16_若葉頂でも楓の葉がやわらかに開き始めていました。

17_ウグイスカズラこちらはウグイスカズラ。風にゆれて、高速シャッターでもぶれてますかね。

18_身延方面頂上から10分ほど歩くと展望台があり、これは6人ほどの有志で見に行きました。見下ろしているのは身延方面と富士川。

19_スミレスミレは登りはじめから山の上までよく咲いていました。

20_午後スタート午後の部スタート、暖かい陽射しを浴びながら落ち葉の上を。

21_下るでも急な下り坂になると落ち葉が滑ってかえって怖い。歩幅を狭く、ゆっくり、ゆっくり。

22_太子集落跡 大子(だいご)集落跡のすぐ上にあった石造物。人がいなくなった集落、崩れても補修されず寂しい。集落の中には廃屋が何棟か残っていましたが、痛々しくて写真は撮りませんでした。

23_杉林美林の中を下ります。

24_小さな祠かわいい祠がありました。表側には逆ハート形の切り込み。

25_橋を渡る こんな橋も何カ所かありました。その都度、一人づつ渡ります。この橋はまだ広い方。

26_花モモ下りきったところで色鮮やかにやまももが満開。

27_ホッと長い急な下り坂に膝が笑ってしまって、ここまでくるとみんなホッと笑顔。

28_国道身延から本栖湖に至る国道300号に出ました。こちらは身延方面。これから反対側、下部温泉駅に向かいます。

29_下部温泉入口下部温泉入口にかかる橋、赤い灯籠が並んで風情があります。そしてしだれ桜のお迎え。

30-1 30-2
30-3 30-4

この橋の4つの橋柱は曲線的なデザインの中に桜・カエデ・螢・川魚と4種類の絵柄が彫り込まれています。いいな、こういうの。

 

 

31_下部温泉駅そして終点の下部温泉駅。心配された天候も穏やかにほぼ晴れていたのですが、なんと私たちの到着を待っていたように強い雨が降り始めました。ラッキーでした。

登山と言うより低い山、落ち葉の中を、いろいろな記憶が甦る山歩きでした。今では家畜舎の床に敷くために落ち葉を集める「きのはき」、集めた落ち葉を積み重ねて貯蔵しておく「きのはんや」なんていうのも死語ですね。子どもたちが「きのはんや」に飛び込んで遊んだんだけどな~。

リーダーさん、サブさん、楽しいコースを案内していただきありがとうございました。そしてご苦労様でした。

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「こて絵のページ」を作成しました

今まで書きためたこて絵の写真・ブログ記事を整理してまとめた「こて絵のページ」を作成しました。実施したウォークのコースもあわせてご覧いただけます。

左官職人が織りなす鏝絵の世界をどうぞ。以下をご覧下さい。

「こて絵のページ」
http://susuki.chips.jp/?page_id=11416

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中山道を歩く(第1回)

下諏訪からの中山道ぶらりウオーク
その1「下諏訪宿~塩尻宿」

一年半にわたる甲州街道ウォークが終了し、ちょっと寂しいなと思う間もなく新しい企画:「中山道ウォーク」が始まりました。その第1回目、下諏訪から塩尻峠を越えて塩尻にいたる14kmコースでした。

 

Imgp5912スタート地点はJR下諏訪駅、この日の参加者は45人ほど。嬉しい誤算だったようです。第一回目のスタートということで、今後のことなどもお話がありました。ここから京都を目指すという遠大な計画です。

諏訪大社下社の最寄りの駅らしく駅前に入るところに巨大な御柱が立っています。

 

Imgp5918歩き始めてすぐのところに美容院がありました。側壁に大きなイラスト、いいな、こういうの。
Imgp5919 そしてこれもすぐにあった魁塚(さきがけづか)。薩摩藩で西郷さんの同志だった若者で、幕府の混乱を狙う行動がエスカレートして偽官軍の汚名を着せられここで処刑された人たちの名誉回復のために造られたのだそうです。

 

Imgp5923交差点に立派な石灯籠、左には旧中山道の表示が見えます。旧中山道を横切る広い通りの奥には大きな鳥居が見えます。この先には諏訪大社下社。

 

Imgp5925街道沿いの道祖神にも4本の御柱、この地ならではです。

 

Imgp5929旧中山道の標識に従って歩いていくと、こんな細い道も。

 

Imgp5933「まちかど博物館 蔵」という施設。看板の上にはオオムラサキも。このあたりから岡谷市か。

Imgp5936旧街道はほどほどに広い道路で自動車の通行は少なく快適。

 

Imgp5937旧中山道の案内板

 

Imgp5941平福寺で小休止、紅葉がきれいでした。

 

Imgp5942家々の紅葉に挟まれてすすみます。

 

Imgp5946ひときわ綺麗な紅葉。

 

Imgp5947岡谷から北方向の山、美ヶ原方面でしょうかね。

 

Imgp5952寒天の産地のようです。

 

Imgp5954こちらは名物お焼きのお店、でも残念ながらお休み。

 

Imgp5958横河川を渡りながら下流方向、諏訪湖が見えます。

 

Imgp5963道路沿いに蔵が並んでいます、このあたりは宿と宿のあいだの「あいの宿」とのこと。

Imgp5964古い大きな建物も宿のような面影。

 

Imgp5966横切る道路の並木が見事でした

 

Imgp5970 2階にバードカービングが並んでいました。

 

Imgp5973「旧御休本陣 今井家」、立派なお宅でした。

 

Imgp5980石造りの中山道の道標、「右しもすわ 左しほじり峠」と彫り込まれています。

 

Imgp5985登り坂を徐々に上がって、高速道路岡谷インターが見えてきました。車では通っているのですが、自分の足で歩くと思いも違ってきます。
Imgp5993ここから山間になるというところに「石船観音堂」、急な石段。「足腰の弱い人にこそ御利益があります」とスルーを許さない鬼リーダー(笑)。堂にはわらじがたくさん奉納されていました。

 

Imgp6001お参りを終わって降りる道、紅葉が綺麗でした。

 

Imgp6006諏訪湖を背後に見ながら更に更に登ります。遠くには富士山も見えていましたね。

 

Imgp6010勾配は更に厳しくなりました。アキレス腱を伸ばすストレッチがこの坂でできるのではないかという程の登り坂。

 

Imgp6015着きました、塩尻峠。向こうは展望台。疲れていてもこれは登らなくっちゃ。

 

Imgp6022展望台からの眺望、岡谷の街・諏訪湖。遠くは左に八ヶ岳、右に甲斐駒。低いところに富士山がかすかに映っていますが見えますかね。

ここで昼食時間40分ということでしたが、冷え込んできて早めにスタートしました。

 

Imgp6033午後のスタート時、皆さん厚着に変わりました。

 

Imgp6040傘地蔵(?)さん、下見の時には傘・前掛けはなかったそうです。

 

Imgp6042 Imgp6043塩尻の小学生が作ったいろはガルタが一里塚に添えられていました。

 

Imgp6050牛馬守護神、塩などの運搬には馬以上にタフな牛が重用されたのだそうです。

 

Imgp6057ワイナリーとその広いぶどう畑。私たち山梨県人には意外なのですが、塩尻ワインも結構知られているんですよね。事前の予定ではこのワイナリーに立ち寄るとのことでしたが、またもや定休日。辛党からは「何で休みの日にウォーク?」と怒りの声も(笑)。

 

Imgp6060ワイン畑の土手にはカリン並木が。

 

Imgp6061中央道みどり湖パーキングで小休止。冷えてきたので、温かいものを頂いて生き返りました。

 

Imgp6065この日はじめての鏝絵発見。波と亀3匹が描かれていました。(拡大写真はこちら

 

Imgp6066この地域の立派な家々の屋根棟の鬼瓦に当たるところにはこのような大きな造形物が乗っています。残念ながら説明を聞き落としてしまいました。

 

Imgp6068永福寺の観音堂、茅葺きの立派なものでした。大工の名匠:立川和四郎富昌の晩年のもの。

 

Imgp6069観音堂の前にはおびただしい仏像が並んでいます。

 

Imgp6071永福寺の秋の風情もなかなかです。

 

Imgp6073塩尻宿に入りました。こちらもかつての面影を残す大きな建物。

 

Imgp6075宿屋だったんですかね、2階中央に設けられた「いてうや」の看板がまたいい。

 

Imgp6077終点:みどり湖駅近くで塩尻峠方向をふり返ってみました。駅には30分以上の余裕をもって到着。日影ってしまい、冷え込みも強く、電車が待ち遠しかったな。

改めて遠大な企画・運営、おかげでまた新しい楽しみ・目標ができました。今回のコースもよかった~! 企画・運営の皆様、ありがとうございました。

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