創立20周年記念甲州街道ウォーク第4回
八王子宿 ~ 与瀬宿
標記ウォークに参加してきました。昨年3月に日本橋をスタートして14回かけて長野県下諏訪までを踏破しようというもの。現在は山梨県笹子峠を越えたところまで来ているのですが、東京から神奈川への小仏峠越えは6月の猛暑、8月の台風の影響で延び延びとなり、先日やっとこのこのコース・ウォークが実施されたのです。
今回は中央線西八王子駅で降りて近くの千人町桑の実公園に集合、ここで開会のセレモニーがありました。この日は都心でJRの停電トラブルがありどうなるかと思ったのですが、幸い大きな支障もなく9:50、ここをスタートしました。
南浅川を渡ります。川の両眼には見事な桜並木、花の季節は見事でしょうね~。
やがてトンネル、ムムム?どうやら進路が違った模様、こんな事もあるんですね(笑)。引き返しました。
再び先ほどの橋を渡ったところで、この川岸の桜並木の土堤を歩くことになりました。桜並木はやがて梅並木に、今ちょうど満開です。
そしてまた見事な桜並木に。
一時間ほど歩いたところで都立綾南公園、ここで小休止となりました。再び歩き始めて多摩御陵にむかう道に出ました。見事な欅並木、そしてその向こうには趣のある橋柱が見えます。
本来のルート:国道20号に出てすぐにまた旧甲州街道に入ります。旧道とはいいながら道幅は広く石畳が敷かれていて綺麗な街道でした。
高尾駅到着、一駅区間歩きました。駅舎も和風です。ここでトイレ休憩。今回はハードな峠越えと言うことで、体力に不安のある方はここからの参加もありなのです。
国道20号線と別れて小仏峠方面行きの道にはいりました。間もなく見つけた雛人形、ここは酒屋さんの店先です。レトロな木戸の前に大型の手作り雛が椅子に掛けている姿、いいじゃないですか。
こちらは駒木野庭園、余裕があれば寄ってみるんだけどな~。
壁絵と非常階段保護柵の絵、これは病院の外観です。いいな~!
駒木野宿に着きました。当時を思わせる街道沿いの家。
宿の跡を示す大きな石碑が桜の古木と並んで立っています。
歩を進めます。前方に圏央道が見えてきました。
中央高速と圏央道が交差するジャンクションの下を歩きます。
少しずつ登り坂に。
この釣り堀も中央線の電車内から見えるんですよね。
昼食場所の日影沢キャンプ場へと左折します。
昼食会場到着。この甲州街道、健脚派のA班とゆっくり派のB班に分かれて歩くのですが、今回私のA班はB班の先着を許してしまったのです(笑)。時間が押しているためか昼食時間は30分、そしてここでも先に到着したB班が先発です。その5分後に我々も集合写真撮影の後、歩き始めました。
日影沢から再び甲州街道に戻ったところで見上げるとこんなものが。オランウータンのような類人猿、いないかな?
沢が段々狭くなっていきます。川と並んで走る車道。
京王バスの終点まで来ました、ここで小休止。ちょうどB班に追いつきましたので、ここで今度は本来の形のA班先発に戻りました。
街道南側の斜面に寶珠寺の看板、きれいに整備されたアプローチ、時間があればね!
いよいよ山の中に入ってきました。この日は雨予報だったのですが、ご覧のとおりの青空。暖かなウォーキング日和となりました。
車道の終点です、ここでも小休止。ここからは土の道、いよいよ峠越えです。
この地点脇には小さな滝が。
傾斜も急になりました。
杉の枝葉の隙間から差し込む光線が風情を高めます。
峠到着です、やった~、苦しかった~。峠は意外と広く、木製のテーブルや腰掛けも用意されています。ここでしばらく休憩。
ここからは下り坂です。スタート時に説明された「最も風情のあるところ、昔の旅人の気分を味わって・・・・」、その通りですね。杉木立の中を緩やかに下るのは何と気持ちのいいことか!
杉林の中を歩いて来て竹林を目にすると、またこれが綺麗。
さらにさらに、林のなかを・・・・。
下りが急になってきました。林の中を道は蛇行します。
車道に出ました。高速道路の走行音が聞こえます。
やがて見えてきました、相模湖側の高速道路と中央線。
高速道路の下をくぐります。
国道20号に合流してまもなく小原宿。これは本陣の立派な建物。平屋風ですが中は四階建てなのだそうです。残念ながらこの日は休館。
宿の面影を残す道路沿いの家並み。
見えてきました、相模湖駅です。駅着は15:50、ちょうど電車に乗るのにもいい時間。
「やりました、小仏越え!」
今回の参加者は85名、この大部隊を峠越えさせるために奔走された皆さん、ありがとうございました。そしてご苦労様でした。 おかげでキセル状態(?)も解消しました。「日本橋から甲斐大和まで歩いたんだよ」と胸をはって言うことが出来ます。次回は甲府盆地にはいっていくんですね、また楽しみです。
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