週末は実家に泊まり、日曜の朝は少し欲張って歩きました。
目標は1時間超、6時台前半もすっかり明るくなりましたので昔通った中学への通学路を歩き始めました。
田圃の中を登っていってちょっとした峠、ここのことを「でーみょーじん」と呼んでいました。この峠の左の山の上に社があったんですね。「大明神」をこう読んでいたとは随分あとになってからわかったことでした。子どもの頃って意味を考えもせず聞いたまま丸覚えしているものですね。
かつてはこのあと一気にとなりの部落の川沿いまで下りました。いまではそんな人が歩くだけの道は見あたらず、当時はなかった自動車が十分通ることのできる舗装道路をすすみました。峠からはまさに山の中の道、しばらく下って行くと視界が開けてきます。戸なりの部落の川沿いの田圃、そしてそのはるか彼方に今はもう建っていない中学校の跡地が見えます。
あとで当時下りきったところで渡った橋の所まで行ってみました。「私たちが渡った橋はこんな橋」といいたいところですが、「今ではこんな橋」ですね。朽ちて落ちてしまっています。山間の部落の現実がここにもあります。
この日の一番のショットはこの写真。よく草刈りされた斜面に石塔が並んで部落と田圃を見下ろしています。こんな風景、絵になりますね。もっと青んでから、日差しの加減の良いときにもう一度撮ってみたいな。
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