ボニンブルーのひかり

ボニンブルーのひかりボニンブルーのひかり
白石まみ
河出書房新社

大学は出たけれど、生き方が定まらない主人公。バリバリと働いてきたが、突然会社を休みだした父親、離婚届に自分の署名してしまってある母親。三人が南の島:小笠原に移住して新しい生活を模索する。狭い家の中でお互いを見つめ直し、認め合い、それぞれが自分の新しい生き方を見いだして行く物語。「そう甘くはないよ」という気持ちもするけれど、でも一つの夢の実現の物語で読み終わった後は満たされます。

表紙絵のブルーが印象的です。ボニンとは小笠原を表すことばだとか、行ったことはないのですが小笠原の海の碧が綺麗なんでしょうね。

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