上京ついでに散策をと、足を伸ばしたのがこちら:旧岩崎邸庭園です。上野公園不忍池のすぐ近くの傾斜地で、門から坂道をのぼるアプローチののちに庭園、建物にたどり着きます。アプローチの左側石垣の上にはふきの群生、それからよく見る紫の花の群生、右側にはヤマブキがちょうど見頃に咲いていました。
こちらは洋館、ゲストをもてなすための建物だったとか。内部は残念ながら撮影禁止で映像は載せられません。中は、壁・暖炉・階段・手すり・天井・広く庭を見渡せるオープンテラス等々すべてがとにかくすごい!こういうのを「贅を尽くした」というんでしょうね。
そしてこちらは和館、こちらが居住エリアだったそうです。床の間の何と広いこと、欄間などの装飾も菱にこだわっていたり、こちらも並ではありません。
旧財閥が財をつぎ込んで造ると、立派な公共の建物をはるかに凌ぐものになってしまうんですね。江戸時代、大名の上を行く豪商の「大名貸し」という言葉が浮かんできます。