先日、実家の部落の祭りがあった。うちの部落の神社の祭りは春・夏・秋とあった(多分今もあるだろう)が、春だけが神社で大和神楽が奉納される。神社は各部落にあるが、祭はどうやら4月末のこの時期に集中するようだ。今日はこの部落、明日はとなりの部落という感じだ。そうした中でうちの部落の祭は4月29日と決めている。他の部落は4月の第?日曜といったふうに決めているのだが、うちの部落では毎年休日となる。良い日に決めたものだ。
今はどこの神社の祭りもかつてのようなにぎわいはない。祭が村人みんなの娯楽でその日を待ち遠しくしているというような時代ではなくなってしまった。それでもここの神社は子安神社といい、子宝や安産の御利益があるとのことで近隣の中ではにぎわいを見せる祭だった。社は貧弱だが神楽の舞い手も多く、今でも充実した神楽を奉納している部落である。かつては鳥居から神楽殿までの境内には出店が並んでにぎわったものだが、今は商売にならないのかテキ屋さんも来てくれない。そこで部落の女性達が自前でお店を出し、数少ない子どもたちが手伝っているという微笑ましい光景もある。
神楽殿の前には太い丸太を30cm程に切った手製の腰掛けが並べられており、年寄りなどがそこに陣取って神楽をみている。
丸太の腰掛がいい感じですね。こうして地域の
人たちが集まって神楽を楽しむのもいいことで
すよね。
いつまでも神楽が続けられるといいですね。