環境教育指導者研修会(その1)

山梨県環境教育指導者研修会というものに参加してみました。会場は山梨県八ヶ岳自然ふれあいセンター、八ヶ岳のふもと、山梨県としてはかなり涼しいところにあります。ここは多くの小学生等を受け入れ、環境教育を実践している施設で、その運営・指導は隣にあるNPO法人キープ協会の方々が行っているようです。メニューは以下の通りでした。

1 自然体験型環境教育プログラム
2 環境教育概論1(環境教育の指導方法)
3 環境教育プログラムの相互指導実習オリエンテーション
4 環境教育プログラムの相互指導
5 環境教育概論2(指導方法のポイント)
6 まとめ

 まずは私達受講者が1時間半ほどの環境教育プログラムを体験しました。6人ほどの班に分かれ、各班に2人の指導員がついてくれて野外に出かけました。

ツタウルシ

まずはツタウルシを見せていただき、ウルシのこと、スズメバチに遭遇した時の心構えなど野外活動の際の安全面の注意などを教えていただきました。「折角だから草笛もやってみましょう。」と草笛体験、音色の善し悪しはともかくとして音は出る者ですね。それから林の中のウッドチップを敷き詰めた歩道を鼻先に手鏡を持って林の上を逆さに長めながら芋虫のように進み、変わった角度での森の風景を体験。草地では間近に八ヶ岳の峰が見え、青空の白い雲に秋が近づいている気配を感じました。まだあおあおとしたアケビの実を見て再度林の中へ、ここでちょっとしたゲーム(課題)が課せられました。ガラスマウント(フィルムのスライド投影に使われたフィルムの入れ物 )に自然の中にあるものをはさんでミニアートを作るというもの。所定の時間内に作成して持ち寄り、円形に集まってそれぞれの作品を回して鑑賞しました。

スライド

私は葉っぱのみでの作品でしたが、それ以外の物もはさんでカラフルな作品も多く、センスと同時に思考の柔軟性も私よりも豊かだなと感心してしまいました。

一文字

最後に10cm角ほどの紙とペンが渡され、「今回の体験で感じたことを一字で表わしなさい」との課題が出されました。やはり円形に集まって一斉に前に差し出し、そして一人一人その思いを発表しました。
この自然体験型のプログラム、「森のスライドショー」と名付けられていました。楽しく自然と触れ合う工夫が凝らされたものでした。

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