「福」に憑かれた男

福に憑かれた男

「福」に憑かれた男
喜多川 泰
総合法令出版

 父親の死で会社勤めを辞めて長船堂書店を継いだ秀三、はじめこそはどうやって店を大きくしようかと夢見ていたが、やがて近くに大型書店が誕生することになり、しかも近くにはコンビニが・・・・。これでは雑誌も売れなくなってしまうというありさま。ちいさなお店がそんな危機を乗り越えていくストーリー。しかもそれを語るのは主人公に憑いた福の神というのが面白い。
で、「そんな本屋さんがあったら良いな」とモデルとなった本屋さんがあるのかなとネットで調べたところあるんですね。こんな店近くにあったら行ってみたいな。実在するこの本屋さんへの著者の思い入れもたっぷり詰まったこの本、一気読みですよ。

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