「ロスジェネの逆襲」

ロスジェネの逆襲「ロスジェネの逆襲」
池井戸 潤
ダイヤモンド社

読みました、池井戸潤作品2作目です。「下町ロケット」がよかったものですから。

バブル崩壊後の不景気、1994年~2004年の就職氷河期に世に出た若者たちを「ロスト・ジェネレーション」、略してロスジェネ世代と呼ぶのだそうです。そのロスジェネ世代がそれ以前のバブル期・或いはもっと以前の世代を見返す、そんな題名でしょうか。

そんなに世代を意識した内容とは思いません。むしろ大手銀行員と子会社の社員との間の小気味よい逆襲かな。今回も企業買収の世界にひきこまれました、これが池井戸ワールドでしょうか。

主人公:半沢直樹、そういえば昨年はやったドラマの主人公がこの名前でしたね。「あ、ドラマの原作はこれか。」と思いつつ読み進めましたが、「倍返し」という言葉は出てこなかったな。ドラマを見てないので、特定の俳優さんの顔が脳裏に登場することもなく読むことができました。見てなくてよかった。

面白くて、あっという間に読んでしまいました。

(0.9k)

 

「ロスジェネの逆襲」」への2件のフィードバック

  1. tokyop

    池井戸潤 作品面白いですね。岐阜県出身ということもあり、今年になってから空飛ぶタイヤ、ルーズヴェルトゲーム、半沢直樹の一連作品、オレたちバブル入行組、オレたち花のバブル組とロスジェネの逆襲も一気に読みました。
    自分もドラマを見てなかったのですが、原作だけで十分に楽しめます。下町ロケットも読みたいと思っていますが、中古でも高いのと、電子書籍化されていないので躊躇しています。ちなみに、ドラマではロスジェネの前で終わっています(証券会社への出向の前までです)。
    8月1日に最新作の半沢作品である「銀翼のイカロス」が発売になるので、電子書籍で予約してあります。電子書籍は、クーポーンで3割引となり、さらにポイントで安くなるのが良いです。久しぶりに新刊書を予約しました。少し待って、図書館で借りれば無料ですけどね。
    仕事にも慣れてきたことと、資格試験に区切りをしたことから、最近は読書とマーラー三昧になっています。

    返信
    1. すすき 投稿作成者

      tokyop 様

      コメントありがとうございました。
      池井戸作品、本当に面白いですね。同じようにはまっている人が居ると嬉しくなります。岐阜県出身とは知りませんでした。私が読んだのはまだ2作品、まだまだ楽しみが続きます。
      わたしも4月以降はかなりの読書三昧、ただし自分で購入するのではなくもっぱら図書館から借りてきています。

      返信

tokyop にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>