この地域、ジャガイモ(男爵)の植え付けは3月下旬だそうです。株間30cm、畝間60~70cm。ナス科のものを3年作っていないところに植えるのだそうです。
・芽は2本程度残し、残りは(のこぎり鎌で)そぎとってしまう。
・芽は植え付けのときに欠けてしまっても、その根元からまた伸びてくるので心配しないでよい。
・大きいものは切って植える。昔は切り口に灰をつけたりしたが、特にその必要はない。
・切ってすぐより、切れ目を入れておいて切り口が少し乾燥してから植えたほうがよい。
・芽を上、切り口を下にして植える。
こんなことが植え付け時の注意でした。
ひとつの種芋から地上に何本も芽が出てきた場合、土の上から種芋を押さえながら2本くらいを残して芽を欠いてしまう。5月中にこんな芽欠きの作業を行うそうです。
参加者の一人からこんな質問が出ました。
「今年のような暖冬には、種まきや植え付けを例年より早くしたりするんですか?」
それに対して三井さんはこんな趣旨の回答でした。
「そういうことはしません。暖冬な用でも遅霜があったり、結局例年と同じ時期まで油断できません。いくら温かくても霜があたるとダメになってしまいますから。」