行くのを楽しみにしていた食事と喫茶の店「珈音」が閉店することになりました。今日はその最終日、お店でこんなミニコンサートがありました。
Mieko & Nozomi
クリスマスコンサート
ソプラノとピアノのコンサートです。
スタートはクリスマスの讃美歌:「もろびとこぞりて」・「牧人ひつじを」・「荒野の果てに」・「さやかに星はきらめき」、私にとってはア・カペラ四部合唱で馴染んできた讃美歌をピアノ伴奏によるソプラノ独唱で聴きましたが趣が違うものだなと思いました。
続いてピアノ曲を挟んで「アメイジング・グレイス」など、この曲も讃美歌から来ている曲なのだそうです。
ティータイムがありケーキ・セットが、「このお店のケーキもこれが最後だな」なんていいながらいただきました。その間に珈音さんの素語り「十二の月のおくりもの」。
後半はピアノの方のオリジナル曲で弾き語り数曲。そのあとソプラノの方の以前住んで折られた岩手県久慈市の被災のことなどの話のあとソプラノ+ピアノで祈りの歌を2曲、そして最後にプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」からアリア。この方、オペラ曲になると一層生き生きとした感じに見えてきます。
プログラムを一通り終えたところで普通は出演者に花束を贈るところですが、出演者:ソプラノとピアノの方より珈音さんご夫妻に花束贈呈、ピアニストの方が珈音さんへの感謝のことばを述べられました。通常は十数席のお店に今日はお客様がぎっしり、40人くらいだったでしょうか。この演奏会は演奏の方・聴衆のそれぞれが心地よい空間であったこのお店・ご主人夫妻のお人柄に感謝を伝えるコンサートであったようです。音楽と同時に多くの人のやさしい心遣いあふれる集いでした。
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「珈音」が閉店になるなんて、年の瀬に大変淋しいニュースを知りました。清里での合宿の帰りにいつも寄らせていただき、美味しいカレーに舌鼓を打ちながら、時間の許す限りおしゃべりに耽ったことも、もう過去の話になるのですね。それぞれ止むにやまれぬ事情があるのでしょうから仕方の無いことだとは思いますが、もっと長く思い出が紡いで行けるオアシスかと思っていたので淋しい限りです。お会いすることがあったらよろしくお伝えください。
大草原のヤスさん、コメントありがとうございました。
ホッとする空間でしたよね。このように多くの人から感謝されるのは心を尽くしたおもてなしを積み重ねてこられたからこそなのだと、その場にいても思いました。止むにやまれぬ事情というよりは、「珈音」の開店十年を節目にひとつの区切りとして、これからまた新しい生き方をされるようです。ご夫妻の新たなステージが充実したものであることを祈っております。
私も遠くから来県した多くの友人をこの店に案内させていただいたのですが、その多くの人が「珈音」さんの閉店を惜しんでいます。ヤスさんをはじめ、私の友人達の気持ちも「珈音」さんご夫妻に届けようと思っています。きっと喜んでいただけると思います。