桃の花を見にと新府へ出かけました。花はまだまだ咲いているのですが摘花がかなり進んで花盛りとはいえませんでした。ここは武田氏(勝頼)が最後に城を築いたところ、NHK大河ドラマ「真田丸」の冒頭に登場した新府城がそれです。山城の上に建物はないのですが、何十年ぶりかで登ってみることにしました。
城の北側には堀があり、そのほとりにはこれ「イカリソウ」がよく咲いていました。カタクリにもオダマキにもちょっと似ている花です。
城に登る道は人が歩くだけの山道、その脇にはなやかな色ではありませんがたくさん咲いていました。調べると「ジュウニヒトエ」と呼ぶらしい。ツルジュウニヒトエという外来種もあるけれどこちらは濃い色、白っぽいのは在来種のジュウニヒトエのようです。でもこの花、個体数がかなり減って心配されているようです。
山を下りて桃畑へ、桃の花のピンクとコントラストをなす菜の花が今花盛りです。
桃の花見としてはちょっとタイミングを逃してしまったのですが、おかげで道ばたの草花をゆっくりと観賞出来ました。