月別アーカイブ: 2009年7月

「グリーが誕生した瞬間」

最近、インターネットで「森山三郎」というキーワードで検索していたところ、以下のページがヒットしました。

  グリーが誕生した瞬間

http://www.sophia-glee.com/contents/kikou/20070826_Matsumae.html

 S32年に上智大学を卒業した松前吉昭という方の文章です。この方は山形南高OBで、南高には森山先生の合唱に惹かれて入学、南高での厳しい練習のこと、入学した上智大学では合唱団がなくて自分たちで組織したことなどがかかれており、興味深く読ませていただきました。上京してからは佐々木先生の所にも通ったとあります。読んでみませんか。

みちのく混声合唱団の楽譜(その3)

 みちのく混声合唱団の合唱曲集には第2集があります。残念ながら実物は手元にありませんが、以前にコピーをさせてもらいました。以下にその目次を紹介します。第1集では22曲がおさめられていましたので、その続きからの通し番号がふられ、23~43の21曲です。また、目次の下にはこの楽譜に対する思いが綴られています。
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    23 夕やけ     ・・・・佐々木迪也
    24 ひとりひとり  ・・・・佐々木迪也
    25 オーラリー   ・・・・イギリス民謡
    26 海に来よ    ・・・・イタリア民謡
    27 眠れよ     ・・・・Anaimaus
    28 やさし愛のうた ・・・・J.L.Molly
    29 母のおもかげ  ・・・・アメリカ民謡
    30 山の乙女    ・・・・スイス民謡
    31 五月      ・・・・W.R.Mozart
    32 Adoramusute   ・・・・L.Hoffman
    33 明日まで    ・・・・J.A.Parks
    34 空しく老いぬ  ・・・・スエーデン民謡
    35 神の御旨は   ・・・・J.S.Bach
    36 浜の子守歌   ・・・・J.Barnby
    37 おぼろ月夜   ・・・・小学唱歌
    38 夏の思い出   ・・・・中田喜直
    39 居眠りじぞうさん・・・・本居長世
    40 ロッホローモンド・・・・スコットランド民謡
    41 神のみまえに  ・・・・J.S.Bach
    42 聖なるかな   ・・・・F.Schubert
    43 故郷の家    ・・・・アリゾナ民謡
 みちのく混声のために、こんなに素晴らしい編曲をして下さった佐々木先生の合唱に対する情熱に私達は答えよう。
 私達の一人一人の心がこの曲集を通じて、ますます豊になった時、心のハーモニーも奏でることができるだろう。
 この曲集を手にする喜び-、それは合唱の喜びであり私達の“宝”でなくてはならない。
                                      一九六四年六月
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 この曲集のそれぞれのページにも編曲の日付が記され、すべてこの年の3月・4月となっています。「山の乙女」・「Adoramusute」・「明日まで」・「オーラリー」、山形南高OBでおなじみのこれらの曲の混声編があることも興味深いですね。この楽譜は昭和39年6月21日発行と記されています。第1集からわずか2週間でこの第2集が発行されました。編曲からわずか2ヶ月ほどでこの2つの曲集をガリ版刷りで仕上げた団員の方のハート、熱いですねー!。

2階に届きました

アサガオの蔓が2階のバルコニーに届きました。どうやら暑い夏に間に合いました。
アサガオ4-1

しばらく前から花も咲き出しこれまで日々咲いたり咲かなかったりでしたが、いよいよ毎日安定して花を開いてくれそうです。そして今日ははじめて2桁、一気に20輪咲きました。しかし、1枚の写真に収まるのはこの数が限度でした。
アサガオ4-2

みちのく混声合唱団の楽譜(その2)

 ずいぶん前に書いた記事「みちのく混声合唱団の楽譜」について、掲載されている曲を知りたいという声がありましたのでお伝えします。
                目 次
                第一集
        1 しかられて・・・・・・・弘田竜太郎
       2 われは幼く・・・・・・・・・・山田耕筰
       3 待ちぼうけ・・・・・・・・・・山田耕筰
      4 夏の夜の星・・・・・J.B.Woodbary
      5 浜辺のうた・・・・・・・・・・・成田為三
     6 ゆりかご・・・・・・・・・・・・・・・草川 信
     7 菩提樹・・・・・・・・・・・・・シューベルト
    8 ブラームスの子守歌・・・・・・ブラームス
    9 キュッケンの子守歌・・・・・・キュッケン
   10 モーツァルトの子守歌・・・・モーツァルト
   11 早春賦・・・・・・・・・・・・・・・・・中田 章
  12 樅の木・・・・・・・・・・・・・・・・・ドイツ民謡
  13 野ばら・・・・・・・・・・・・・・・・・ウェルナー
 14 ローレライ・・・・・・・・・・・・・・・・F.Silcher
 15 遠い昔の・・・・・・・・・・・・・・・・・フォスター
16 夜のごとしずけし・・・・・・・・・・Carl Bohm
17 春の歌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドイツ民謡
 18 月夜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Anoymous
  19 浜千鳥・・・・・・・・・・・・・・・・弘田竜太郎
   20 今様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本古謡
    21 すすき・・・・・・・・・・・・・・・・土井靖一
     22 愛しのクレメンタイン・・・アメリカ民謡
 原版に似せて配置してみました。先生の前書きは(1964年)5月24日と日付が記されていますが、楽譜の各ページの末尾には編曲の日付が(Mar.’64)とか(3.Apri.’64)というように記されており、この年の3月から4月8日の短期間にこれだけの曲を編曲されたことがわかります。3月10日から14日は毎日編曲されており、先生がこの合唱に情熱を注いだことがうかがわれます。