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山形紀行2013 その⑥-男声ダブルカルテット

ミンタロハットの2階にはグランドピアノが置かれた練習室があり、(多分)週一回ここで合唱の練習があります。一つは混声合唱「フルセズコーラス」、もう一つは男声ダブルカルテットで一週間ごとに交互に行われているのだそうです。私たちの宿泊最終日は男声ダブルカルテットの日でした。都合がつかず欠席の方が若干いたようですが、ちょうど仕事の都合で山形にみえた首都圏在住のシリウスさんがバリトンに、そして声のあまりでない私がベースに入り、指導者のミンタロさんを除いてちょうどダブルカルテットが成立しました。
曲目は先日のOB合唱団の練習と同じく、

「浜千鳥」
「砂山」
「山の乙女」

この3曲を念入りに指導していただきましたが、中身の濃い練習の2時間は短く感じられました。
メンバーの中にはこのブログで以前紹介した男声四重唱をトップテナーで唱っていた方もおりました。途中の休憩時間にはこの方と話すことも出来ました。私の愛聴盤であること、多くの方に聞いてもらったことなどを話しましたが、その方は「当時は声が出たからね~」と笑って答えてくれました。

ダブルカルテット
練習が終わったところでミンタロさんから、

「時間のある方は1階のホールで唱いましょう。」

との提案があり、一人も抜けることなく一階へ移動、宿泊のお客さまも何人かくつろいでいる中、今練習した3曲を唱いました。ここは2階まで吹き抜けになっていて、練習室とはちょっと違う響きでたのしく唱いました。しかし歌い終わったミンタロさん、

「練習でできたものが全部消えてしまった。」

と、厳しい評をいただきました。(笑)

山形紀行2013 その④-山荘、そしてフルセズの仲間達と

山荘
仙台での2日目の出張から山形に戻り、この日は「山荘」に案内していただきました。山形盆地を見下ろすこの山荘は、分離唱の、ハーモニーの合唱のために建てられたようなものだそうです。

夕暮れ時、ここから見下ろす山形盆地・山形市の向こうに蔵王連山が見え、梅雨のこの時期はその山並みを太平洋側から雲が乗り越えてこんなふうに舌を垂らしているようになることが多いのだそうです。
中のホールの壁際にはにはおしゃれな白木製のアップライトピアノが配置されています。日本に何台というような数少ない製品なのだそうです。そしてこの日は一緒にハモろうと、混声の仲間達が集まってくれました。集まったのは私たち夫婦を入れて10人、ほとんどの方は前回(3年前)に訪問したときの顔なじみですが、二人だけ新顔が。若い男女二人は音楽を職業にしている方とか、男性は今讃美歌にはまっているのだそうです。料理屋さんの仕出しのような素晴らしい手料理を頂いたあと合唱が始まったのは8時頃だったでしょうか。
山荘からの眺望

ここには「たのしく唱おう」、「たのしくハモろう」と集まったのですが、2日前のOB合唱団の余韻もあり、

「今日はまずカデンツからやろう」

ということになりました。普段カデンツはあまりやっていないのでしょうか、どうやろうかとワイワイ相談しながらカデンツが始まりました。そして讃美歌の始まりです、この方達は本当に賛美歌が好きです。私たちもかなりの曲数の讃美歌を唱うのですが、ここの方達の口からは次々と私の知らない讃美歌が飛び出します。

「やすかれわが心よ」
「よろこばしき」
「かいぬしわが主よ」
「ナルドのつぼ」
「ひとたびは死にし身も」

知っている曲も知らない曲も、いずれも始めにピアノと一緒に唱ってからアカペラになります。ピアノは先ほどお話しした若い二人が交代で弾いてくれました、初見でも讃美歌なら弾けてしまうんですね。このようにして唱う、これはどうやら山形の方たちのスタイルのようです。

休憩を挟んで、

「まぶねの中に」
「あめつちつくれる」
「わがたまさめて(363番)」
「みたまなるきよきかみ」
「しずけきいのりの」

今度は佐々木先生の合唱曲集が配布されました。その中から、

「夕の鐘」

これを一回唱ったところで、吹き抜けになっているこのホールで

「上で唱って下で聴く、あるいは下で唱って上で聴いたらどうだろう。」

ということになりました。そこでメンバーが5人と4人の二手に分かれて、まず5人組が上に行って唱い、私たちは下で聴いていました。そして今度は交代。同じことを今度は讃美歌「いつくしみふかき」で。天井の高いホールで時にはこんな唱い方も響きが楽しめていいものです。
それからまた全員で

「神ともにいまして」
「よはふけわたりぬ」

で、合唱は終わりとなりました。指導者:ミンタロさんが仕事で見えられなかったのは残念ですが、同じ分離唱の合唱を楽しむ友人達とハモる楽しさをたっぷり味わった夜でした。
山荘で唱う
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我が家でハモりました

大の友人の見舞いに後輩二人がきてくれました。Sさんは大阪在住ですが現在単身赴任の東京から、もう一人のSさんは何と兵庫から日帰り。両Sさんはかつて一緒に男声合唱、そして混声合唱を楽しんだ仲間です。電車で来た彼ら、私も運転手をつとめておつきあいさせていただきました。兵庫からのSさんは帰りの都合もあって早くにひきあげたのですが、東京からのSさんは見舞いの後我が家にも寄ってくれました。

そして我が家では、抜け目なく私たち夫婦と一緒に一緒に唱っていただきました。一パート足りなくはなりますが曲によってアルトがなくなったりバスがなくなったりしながら讃美歌を三重唱です。

いつくしみ深き
ガリラヤの湖畔
神ともにいまして
ゆうひはかくれて
みたまなるきよき神
夜はふけわたりぬ

唱いはじめから「おっ!なんてハモれる人なんだろう。」と感心してしまいました。もう長いこと音楽とは遠ざかっているというのに、何もせずいきなりのハモり、こういう人がいるんですね。で、聞くと、大学に入るまでは全く合唱には縁がなかったとか。「僕は楽譜もよめません。」と言っていましたが、そんな彼の唱いように私たちも「あ、こういうふうに唱えばいいのか」と、学ばせていただきました。学生時代、まっすぐにハーモニーの世界に入っていった人なのでしょうね。

後輩の優しさとに触れ、久々の再会でハーモニーをともにできたうれしい一日でした。

12月の合唱

23日、今年最後の国分寺の合唱がありました。到着するとすぐに、「体調の悪い人とか都合の悪い人が多くて今回は少ないですよ。バスは一人かもしれません。」と。それでもS3・A3・T2・B2と10人の参加でした。まあ、少人数で唱うのもまた楽しいですね。

まずはいつもの讃美歌

しずけきいのりの
それから
みどりもふかき

この後は今回はクリスマス間近でしたので降誕の讃美歌をたくさん歌いました。

まきびとひつじを
もろびとこぞりて
ああベツレヘムよ
あめなる神には
神のみこはこよいしも
あらののはてに
いざうたえ
まぶねのなかに
ひつじはねむれり
きよしこのよる

と、こんなところだったかな。「もろびとこぞりて」は歌詞1番・2番・5番と指示がでました。「なるほど、こう唱うのか」と。4曲ほどは私を含め多くのメンバーが初めての曲で譜読み、ピアノで2回ほど一緒に弾いてもらってからア・カペラで。でも楽譜にふってある歌詞は一番だけですから、2番になると途端に心許なくなります。そこで、「一番を2回唱いましょう」と。譜読みからピアノ無しで四声でハモるまでの流れ、好きだな。初めての曲はまた新鮮です。

休憩を挟んで男声合唱。

Adoramusu te
今は若き子
うるわし五月

4人だけでちょっと不安でしたが、でも聴いている女性陣からはまあまあお褒めの言葉(?)をいただきました。
後半は、

緑の森よ
渓川したいて
アヴェ・ヴェルム・コルプス
グロリア
ラシーヌ讃歌
森の教会堂

以上、今年最後の合唱でした。

ハモる同窓会

恒例になっている学生時代の合唱団同窓会が2・3日に泊まりでありました。今年も当時合宿をした河口湖・常在寺の隣の音楽ホール付き民宿です。佐々木先生がわたし達の団体を指導してくれたのは12年間。学生時代合唱団をリードするのは3年生でしたが、その初めから3学年合同の会になって3年目です。やむを得ない日程変更があったためか今年の集まりは少々少なめ、S4・A1・T3・B・5の13名でした。

同窓会1
到着した人が徐々に食堂に来て、4時30分集合の時刻には全員集まったかな?全員が集まる前から追加の楽譜を配り、クリアファイルに綴じ込む作業。そしてそれが終わって唱い出しました、4時50分。唱い始めると間もなく夕食の準備が始まるとのことで音楽ホールに移動。6時までの短い時間でしたが十数曲唱いました。讃美歌等では1オクターブ低いけれど私は1人しかいないアルトに加わりアルト初体験。慣れ親しんだ曲なら響きが体に染みついているのか、唱えるものですね。そしていつもの曲もちょっと新鮮な味わいです。

同窓会2
6時から夕食、ここでは缶ビール1本ずつが配られて更に飲む人はごくわずか、宴会としてはおとなしいものです。近況報告も後回しにして食事の時間が終わり、また音楽ホールに移動したのは7時半ころでしょうか。唱う会の始まりです。

食事の前からですがリーダーは初代の学生指揮者。このブログで昨年も書きましたが、地域で合唱活動を精力的に続けている方です。それからまたリーダーが交代して東京で分離唱の合唱を続けている方。分離唱、カデンツと本来の練習同様にすすめて今年もなかなかいい響きを味わうことができました。以前は「歌う同窓会」とタイトルしましたが、今年は少し胸を張って「ハモる同窓会」としました。

同窓会3
歌い終わったのは10時半、あとは宿泊部屋で宴会夜の部のはじまり。近況報告、会の今後のことなど含めて楽しい会話が夜遅くまで続きました。

千曲川の水上を恋ふる唄
山河抄(山梨の武田氏の歴史などが込められて歌です)
讃美歌
みどりも深き
夜はふけわたりぬ
いつくしみ深き
つかれしものは
主よこころみ
ガリラヤの湖畔
ナルドの壺
神ともにいまして
みたまなるきよき神
しずけきかわの
こころの緒琴に
むくいをのぞまで
ゆけどもゆけども
主よみもとに
しずけき祈りの
夕日はかくれて
やさしくともをむかえよ
男声合唱
Adoramusu te
夏の夜の星
今は若き子
オーラ・リー(これは余り唱えなかった)

混声合唱
さくらさくら
今様
荒城の月
浜辺の歌
すすき
背くらべ
赤い靴
汽車ぽっぽ(初代の汽笛も年をとりました)
雪の降る街を
よしきり
光のお宮
われは幼く
中国地方の子守歌
はるかに
埴生の宿
平城山
霜のあした
君を去りて
緑の森よ
はるかな友に
夏の夕べ

今回歌った曲はこんなところ。

男声同窓会(その3)

翌朝は早くから目が覚めてしまい、しばらくは布団の中でガマンしていたのですがどうももう眠れそうもないと6時前に起き上がってウォーキングに出ました。標高の高いところですから寒さ対策にセーターも用意したのですが、この日の朝は暖かで厚着もせず快適に1時間ほど歩いてきました。帰ってくると2人が起きていてやはりウォーキングに行ってきたとのこと、この年になると考えることは同じですね。

ゆっくりとした朝食後は駅前に土産探しに、そして1名減りはしましたがわが家に寄っていただいてかつての録音やフルセズの録音を聴いたりまた唱ったり。

昼食には「美味しいカレーを!」と珈音さんに向かいました。ここは立派なオーディオとピアノがあり、私たちのような集まりにはぴったりなのです。お店に着くとき乗用車が一台出てきました。到着して車を降りると店の看板には「本日1時半まで貸し切り」の表示がでていました。先ほどの車は私たちのために泣いていただいた方だったのですね。ここのカレーには「美味しいね」と舌鼓をうち、その後は珈琲も。そのあいだここではフルセズの男声讃美歌三重唱、甲府での私たちの混声合唱、そして山形南高OBの録音と聴きましたが、そのファンの私たちのこと、最後には語らいも途絶えて静かに聴き入ってしまいました。

そして最後には唱う時間、昨日唱った曲ではありますがいつもの男声合唱を唱いはじめました。録音で耳が呼び覚まされたのか会場の音響や雰囲気がいいのか、ここでの合唱が響きを一番楽しめたように思います。それから珈音さんにも入っていただいてクリスマスの讃美歌「あらののはてに」「神のみこは」、珈音さんはまっすぐな声の美声で私たちのような合唱にはぴったりのソプラノなのです。最後にまた数曲の男声合唱、かつてよく唱った「我が友よ」で解散となりました。

一泊二日よく唱いましたね、楽しい時間をいただきました。

男声同窓会(その2)

昨年は東京の「男声合唱フェスティバル」というのを聴きましたが、その時は「男声合唱本来のハーモニーの響きが聞けないな」というものでした。今回の私たちの三十数年ぶりの合唱、耳ももうどこかにいってしまっているように心許ないハーモニーですが、でも男声のハーモニーの感覚が少し感じられました。やはり「聴き合う心」を失ってはいないという事でしょうね。

宴会の場所は小さなコテージの中で独立した建物でしたから、周囲に気兼ねなく遅くまで楽しむことが出来ました。料理が魅力のこの施設ですが箸をつけるまえの料理を写真におさめるのを忘れてしまいました。映像では紹介できませんが豊富な料理を前にゆっくりと語らいの時間を過ごしました。前もって、

「唱う人達なので、できることならピアノのある部屋で・・・・」

とお願いしておいたものですから、施設のオーナーの方から

「ピアノの部屋は使えませんがカラオケは用意しておきましたから。」

とのこと、まあ唱うのが好きな人達ですから辞退もせずにおいたので、脇にはカラオケの映像が流れていたのですが、やがて

「電気がもったいないので止めましょう。」

と。そしてやはりここでも始まりました、合唱が。片方では語らいの場、そして他方の3・4人は唱う。もちろん私は後者の方でした。ここで唱ったのは讃美歌、山形の方たちの録音の中には男声3人による讃美歌があり、それがまた実によくハモっているんですよね。そんなことから讃美歌を唱うチャンスもあるだろうと学生時代に唱ったことのある讃美歌のコピーをファイルにして持ってきていたのでした。この讃美歌を唱えるものを片っ端から20曲以上は唱ったでしょうね。男声パート(テナーとバス)しか唱ったことのないメンバーですがそこは分離唱の合唱経験者、初めての女声パートも代わる代わるです。こんな唱い方でも結構ハーモニーを感じられますね。

ここでは頃合いを見計らってアイスクリームがでるのです。バニラ・フルーツ味・チョコ味・抹茶味など6種類くらいが大きな器でやってきて、それぞれ好きなものを好きなだけ自分でとって食べるのです。お変わりも自由、豪快なサービスです。
アイスクリーム
そんな宴会も徐々に引き上げる人が増え、最後に残った4人がお開きにしたのは夜中の1時頃でした。

男声同窓会

大学卒業後、甲府で梨大合唱団とは別の分離唱による女声合唱・男声合唱・混声合唱がありました。私にとってここでの合唱は貴重な音楽体験・ハーモニー体験で、このこともいつか書いてみたいと思いつつ今に至っています。
ここでの男声合唱は私たち梨大合唱団の卒業生、同年代の大学院生、それから私たちの若干後輩に当たる大学生、なかには大学合唱団ではなくして私たちと唱った学生もいました。そんな交流ももう三十年以上も年賀状のやりとり以外はなくなっていたのですが、6歳年下の同級生四人は大変仲良しで家族ぐるみの交流をしているとのことでした。そんな彼等がうらやましく、

「今度仲間にいれてくれない?」

とお願いして実現したのが、この土日にあった男声同窓会です。連絡できたのが13人、そして集まったのは8人でした。

 

会場は山梨県清里の「○○ロッヂ」、ここはわが家ではよく利用させていただくところなのですが、いつもグランドピアノがある部屋で宴会、そして夜遅くまでその部屋でのみながら食べながら唱うことが出来る我々の同窓会には格好のところなのです。しかし紅葉シーズン真っ盛りのこの日、この施設は満員で人数の少ない私たちの団体はピアノのある部屋での宴会は断念。それでも

「時間になるまでピアノを使わせていただけませんか?」

とお願いし、夜の予定は入っていないというホール(一番大きい部屋)のピアノの前で唱い始めました。かつて唱ったのもさほど長い期間ではなかったので、唱える曲は少ないのですが、こんな曲を唱いました。

夏の夜の星
聖なる心にのみ
野ばら
山の乙女
すすき
オーラ・リー
明日まで
親方と弟子
Adoramusu te
お医者さん
今は若き子
ピクニック
セレナーデ
菩提樹
我が友よ

三十数年ぶり、唱うのは難しいのではと思っていたのですが、楽譜があれば唱えるものですね。宴会の時間を気にしながらも、

「どうせここの宴会はエンドレス、宴会開始は遅れてもかまわないだろう。」

と、30分くらいは宴会を遅らせてしまいました。
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七月の合唱

7月17日に国分寺の合唱の集まりがありました。今回は、S3・A2・T2・B2、少人数ながらバランスの良い構成でした。まず唱いはじめはいつもの、

「しずけきいのりの」

「おやおや。これはなかなかいいぞ。」と、今回もなかなか良いハーモニーの始まりでした。続けて讃美歌を、

「神ともにいまして」
「ガリラヤの湖畔」
「むくいをのぞまで」
「こころの緒琴に」
「ひとたびは死にしみも」
「みたまなるきよきかみ」

誰かが言い出した「いつも同じ順序だね。」、にみんな納得顔でした。
讃美歌を終えて、混声合唱曲集の中から

「すすき」
「よしきり」
「われは幼く」

休憩時間にはアイスティーでほっと一息。ここでいつも男声合唱をするのですが今回の男声は四人だけ、でもT2・B2。バランスが良いと言えばよいのですが1パート1人という恐怖、「ではスリルを味わいますか(笑)」といつものように唱いました。

「アドラムス・テ」
「美わしの五月」
「夏の夜の星」

それなりに楽しめましたよ。

 

休憩後は、

「夕の鐘」
「青い小鳥」
「緑の森よ」
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」

ここでもう終了時間間際、ずっと座ったままでの合唱でしたが立ち上がって声を出しましょうと、

「Gloria」

「(声量が)出るじゃないですか。」なんて乗せられて続けて元気な曲

「森の教会堂」
「みたまなるきよき神」

以上で練習終了でした。「少人数なので新しい曲はよしましょうね。」とすすめましたが、今回も少人数ながら充実の練習でした。

 

練習終了後は次回の日を決めてしばらくお喋りの時間、そして今回も讃美歌を唱い始めましたよ。人数はまたまた縮小してS2・A2・T1・B1、でもこういう少人数の合唱がまた楽しいんですよね。練習という緊張から解放されてお互いに唱いたい曲を出し合って次々と、そして自然にハモれる楽しさ、嬉しい時間でした。
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常在寺 見納め

食事が終わってそれぞれまとめた荷物をマイカーに載せてから改めて残ったメンバー12人でそろって常在寺の境内に出かけました。すると家の前に住職さんが、そこで近づいていって「昔お世話になりました」と挨拶すると先方でも喜んでくれました。そして話してくれたところでは、私たちが合宿で宿泊した庫裏は大きく立派な建物ですが解体が決まっているのだそうです。耐震性に問題があり、修理で耐震性を高めるのにも新築と同じくらいかかってしまう、そこで檀家の皆さんと相談の上解体・新築することになったのだそうです。思い出の寺の建物も今年が見納めということで、「どうぞ中へはいってご覧下さい」と親切に言っていただきみんなそろって懐かしい建物の中を見て回りました。

玄関をはいるとすのこ、下駄箱、廊下、階段は突き当たって左右に分かれて更に昇り二階からは河口湖が望めます。夜のミーティングをした二階の小さな部屋、また一階に下りて縁側とゆっくり回って懐かしみました。
庫裏1
このとき残っていたのはS4・A2・T3・B3、そこで庫裏を出て境内ではまた唱うことにしました。「寺の境内で讃美歌を唱ってはわるいよね。」と、

「三匹の蜂」
「君を去りて」
「霜のあした」
「すかんぽの咲くころ」
「汽車ぽっぽ」

私たちはア・カペラ合唱団でしたからね、よく「どこへ行っても唱ったよね」という話になります。甲府の愛宕山に登ったとき、他大学との交換会の帰りの電車の中などなど。練習場で唱うのもいいけどお空の下で唱ったのもまた思い出深いですね。寺の境内でうたうのもそんな当時の記憶と繋がってうれしいものです。
庫裏4
OBの皆さん、常在寺は今年が見納めですよ。
以上、今年の同窓会報告でした。