「風に恋う」 コメントをどうぞ 「風に恋う」 額賀 澪 文藝春秋 私にとっては額賀作品の二作目。 今回は高校生の吹奏楽の世界。吹奏楽コンクールで全国大会までいった高校の演奏会を聴いて小学校から吹奏楽をはじめた主人公。中学で夢が叶えられずに燃え尽きたかのような茶園基(もとき)が高校に入学するところから話が始まる。先輩・同級生・コーチとともにまたコンクールを目指す物語。コンクールに絶対的な価値観をおいている、そんな世界を私は知らないのですが、ブラック部活なんて言葉も飛び出して勉強との両立をもテーマに据えた面白いストーリーで一気読みでした。