山形紀行⑪-月山の秋

「山形に来たら月山に登ろう」とFさんから声をかけていただいており、何も予備知識がないまま連れて行っていただきました。途中寒河江ダムでちょっと休憩、ここでは雄大な噴水が見られるとのことでしたが残念ながら時間が合わず見ることができませんでした。そのあと鶴岡行きの道路から分かれると急な上り坂、女流芸術展に描かれていた沼を見ながらすすみました。月山が夏スキーで有名な所だということも全く知らず、そう聞かされて初めて「ああ、あのバスが雪の壁の中を進んでいくところですか」と納得しました。

月山1
駐車場からは月山を見上げることができ、そこから歩いてリフト乗り場に向かいました。リフトまでの路がもう急坂であることにビックリ。リフトからは紅葉の始まった樹木の向こうに青空が広がるのをゆっくりと眺めながら徐々に高いところにすすんでいきました。リフトの下にはたくさんのリンドウが自生し花を咲かせていたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。

リフトを降りるとそこは高い木はなく視界は360℃に、右手に月山、左手に姥ヶ岳の裾が広がります。遠くの山の斜面は緑の濃いところ、薄いところ、赤く紅葉しているところなど縞模様になって、また石が密集しているところも何カ所か見えます。
月山3

そんな広い視界の中を上へ向かって木道が伸びており、私たちはその道を通って姥ヶ岳を目指しました。リフトから歩くこと数十分、この山頂1670mに到着しました。
月山2
山頂からは残念ながら日本海は白くかすんではっきり捉えることはできませんでしたが、日本海側の庄内平野も見下ろすことができました。日本海側、一つ向こうの山の斜面の緑の濃淡模様も印象的でした。
月山5 登りでは足下ばかり見て登るのですが、下りは周囲を見渡しながら歩く余裕もあります。

月山6


下りはじめて気づきましたが、頂上付近には小規模ながら池塘も見られます。山の上の水たまり、不思議な世界です。

月山4
月山へ向かう歩道もはるかに見渡すことができ、山の上の広い世界を満喫してきました。

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