限界集落株式会社

限界集落株式会社限界集落株式会社
黒野伸一
小学館

 図書館で見つけました。2年ほど前にテレビドラマ化されたお話の原作です。表題の通り人口減少が著しく衰退の一途をたどる村の再生の物語。Uターンして農業をやっている正登、その娘で村で育ってやはりサラリーマンから農業に戻った美穂、銀行を辞めた経営のプロ優の3人が主人公。この3人それぞれを代わる代わる話題にしながら物語が展開します。

農業法人を組織して主人公3人のほか、集落の人たちや収納体験の研修生などそれぞれの個性を生かして軌道にのせていく。役場の職員の限界集落と見捨てた態度や、うまく行きかけるとすり寄り、危機が訪れるとはなれていく、そんな周囲の陰険さに囲まれながらも危機を乗り越え集落の賑やかさを取り戻していく、先へ先へと読み進みたくなるストーリーです。

でも危機の内容は、ドラマとは違っていました。そして物語の締めくくりも。ドラマを見た人にも楽しめると思います。

 

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