しばらく前にNHKでドラマ化して放映しており、我が家では毎週楽しみにしていました。中村雅俊主演でいい味わいのドラマでした。図書館にありましたので原作を読んでみました。
やはり歴史物、江戸時代の西日本の小藩:月ヶ瀬藩が舞台。少年時代~若い頃の三人の友。年を経て、百姓の十蔵は一揆のすでにこの世にはなく、身分も心も離れていたはずの主人公日下部源五と松浦将監の友情がよみがえっていく。ドラマもよかったけど小説で読むとまた一味も二味も違います。最後の結末もドラマではかなり省略していたかな。ほんのりと、そしてちょっとうれしい結末。失脚した側用人の後任起用にはちょっと笑ってしまいました。これは付録かな。