「プロメテウスの罠2」
朝日新聞特別報道部 著
学研パブリッシング
シリーズ2冊目を読みました。今回は第7章から12章。
第9章には青森県六ヶ所村に核燃料再処理施設が誘致(?)されるにいたるいきさつが書かれています。政治的に、当初は工業団地を誘致しようとして、その反対運動とのせめぎ合い。反対派の村長の信念やリーダーシップ、電力会社などの選挙への露骨な干渉。地元に戻った女性の粘り強い頑張り等々興味深く読みました。
推進の中心であった青森県知事をも務めた北村氏は政府が勲一等を送っているそうです。この本の言葉を借りると、
「厄介な物を引き受けた事へのねぎらいのような叙勲だった。」
という。