ここでピアノを演奏した方は、元Oさんのピアノ教室の卒業生で、その後渡航しスペイン出身のクラリネット奏者と結婚され、クラリネット独奏は夫婦による演奏だった。ピアノが終わった後ご主人さんが入場され、息の合ったハーモニーを聴かせてくれた。後で聞いた話しでは、クラリネットとピアノは楽器の性格がまるで違い、合わせるのは非常に難しいのだという。しかし、そんなことを感じることなく私は聴き入っていた。演奏の合間合間には二人でなにやら相談する。そんなときに見せる笑顔がまたよく、私たち聴衆をも幸せな気分にしてくれた。
ピアノとクラリネット(森の音楽会 その3)
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