「さようならオレンジ」

さようならオレンジ「さようならオレンジ」
岩城けい 著
筑摩書房

 図書館の比較的新しい本のコーナーに並んでいた本です。

オーストラリアの田舎町が舞台。文盲サリマは家族でのアフリカ難民だが夫に逃げられきつい仕事をすることに。さらに仕事をしながらこの地での言語:英語を学びはじめる。天気予報の読み上げからはじめることにも納得。日本人女性:ハリネズミや職業訓練校の英語の先生、さらにはつめたいと思っていた職場の監督などと、ことばの進歩につれ人とのつながりが芽生え、生きていく力を得て行くおはなし。

子どもの小学校から「お国のことを話して欲しい」との依頼を受け、単なる土地の紹介でなく生活の実体験を幼児並みの言葉数を連ねて朴訥に語るところが印象的でした。

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