月別アーカイブ: 2014年12月

あやのね演奏会

あやのね7th先日、親しくしていただいている方の所属する合唱団、女声合唱「あやのね」の演奏会がありました。

プログラム

新編 中田喜直女声合唱曲集より

春の仏
心の窓にともし灯を
霧と話した

シアターピース「ニッポン・歌の花籠」

第一部 うたのあけぼの


故郷
赤とんぼ
影を慕いて

第二部 戦争とうた

椰子の実
愛國の花
湖畔の宿
戦ふ花
海ゆかば

第三部 みんなの歌声

リンゴの唄
花の街
山のかなた
夏の思い出
ここに幸あり
忘れな草をあなたに
一本の鉛筆
あの夏でした
死んだ男の残したものは
真昼の星

山梨では有名な指導者の下、実力派の合唱団です。
パンフレットによると、中田喜直は<第二の山田耕筰>と評されているとか、さすがに美しい曲が3曲、美しく歌い上げていました。

シアターピース、これは私達以上の年齢のものには馴染みの曲がたくさん詰め込まれていて、まさに「歌の花籠」なんでしょうね。これも実力のある合唱団がきれいに歌い上げて、聴かせてくれました。合唱というのはちょっとお堅い感じもするのでしょうが、知っている曲がたくさん登場するというのは合唱に親しみを感じることができ良いものです。構成も演奏も洗練されていて、たのしい時間を過ごすことができました。

 

11月のウォーキング

月が変わりました。11月のウォーキングの報告です。

11月

歩行距離 : 50.2km
歩行日数 : 11日
ウォーキング実施率 : 36.7%

1月からの歩行距離 : 917km
歩き始めからの歩行距離 : 5328km

不調でした。体調も原因かな。首を冷やさないようにと指示を受け、そういったことが心理的にマイナスになってしまった部分もあります。年間1000kmの目標、どうかな?

(2.4k)

「神様のカルテ」

神様のカルテ

「神様のカルテ」
夏川草介
小学館

 舞台は長野県松本市、民間病院に勤める若い医師とその周辺の物語。慢性的な医者不足でお医者さんというのは多忙なものだと聞いてはいましたが、この小説でもひしひしと。大学病院に勤めるのと地域医療に携わるのでは仕事内容や将来設計などずいぶんと違うらしい。仕事を続けながら、大学病院に戻るか地域医療の激務を続けるか迷う主人公がおり、大学病院で見放された患者さんに心を尽くし死の直前の感謝のことばは感動的でした。写真家のパートナーとのユニークな心あたたまる組み合わせ、アパートの隣人たちとの交流も泣かせます。

作者:夏川草介さんはやはり長野県のお医者さん。主人公と同じ漱石好きで、ペンネームは夏目漱石・川端康成・草枕・芥川龍之介からとったとか。作者の普段の生活の周辺が描かれているのだろうと想像します。医療の激務の中での創作活動から漫画家:手塚治虫を思い出してしまいました。