日別アーカイブ: 2010年8月25日

水道いまや味で勝負

 今日の新聞には「知らなかった水のはなし」の3回目が掲載されました。タイトルは、
        「水道 いまや味で勝負」
 水道というと源水の水質が悪化して、浄化してもにおいが残ったり、おいしい水には遠い存在のようなイメージがある。しかし今の浄水技術は進歩しているのだそうな。ことばには聞いていた「高度浄水処理」、オゾン処理と活性炭吸着を組み合わせて淀川を水源とする大阪市の水道水も、ミネラルウォーターに匹敵する水質になっているのだそうだ。ただし、その経費も馬鹿にならないだろうが。
 高度処理に自信を深めた大阪市は、3年前からこの水をボトルに詰めて売り始めているとか。市販されている500ml入りミネラルウォーターは約100円、それに対して大阪市の水道水は1リットルあたり約0.1円。何とミネラルウォーターは水道水の2000倍の値段だという。飲み終われば容器ゴミがたまるミネラルウォーター、考え直さなければいけませんね。アメリカのイリノイ州では市販のボトル水を買うことを禁止しているそうですよ。
 どこでも安全な水が飲める、これが世界に誇る日本の水道水。

 でもね、元々はさほど手をかけなくてもおいしい水が飲めたはずの日本で、高度処理しなければおいしい水とならないほど水質悪化してしまった私たちの環境、やっぱり簡単には喜べないな。
 ちなみに私の実家の水道水、山奥の湧水を水源とし地上に出る前に取り入れてひいてきています。味は、おいしいミネラルウォーターをもしのぐほどのかくれた名水です。(エヘン)