日別アーカイブ: 2007年2月6日

坂村真民さん

 つい最近、友人からいただいた文章のコピーで坂村真民さんが昨年12月に亡くなったことを知った。私は詩を十分味わうことのできる人間ではないが、「仏教詩人」と自称していた真民さんの詩には独特の味わいがを感じる。
 
 そういえばもう20年近く前だろうか、九州に出張した折りにたまたま愛媛の方と一緒になった。「愛媛といえば、福岡正信さんがいますよね。」、「坂村真民さんがいますよね。」と話しかけたところ、「あなた変わってるねー。愛媛といえば普通、夏目漱石・森鴎外だよ。」なんていわれたことがある。
 子どもが小さい頃、親しい方からあるお寺で経営している保育園をすすめられたが、この寺の門脇には真民さんの詩が掲示されていた。ラジオで語っているのを聞いたこともあった。

 「坂村真民一日一言」という本が出版されたそうだ。その一年の締めくくり12月31日の言葉がいただいた文章の最後に紹介されていた。

    よい本を読め
    よい本を読んで己れを作れ
    心に美しい火を燃やし
    人生は尊かったと叫ばしめよ