今日、カーラジオで聞いたはなし。ホスピス医療で有名な鎌田先生が話していた。
病院に老婦人がホスピス医療のため入院してきた。この方は水数百mlしか身体に入れることができず、余命一ヶ月ほどと見られていた。しかしこの方はいつもにこにこして毎日を過ごし、藤沢修平、・・・・と数多くの作家の作品を次々と読んでいた。水しか受け付けないこの方は3ヵ月たっても生き続け、新年を迎えて医師にもにこやかに礼をいい、そして現在も生き続けている。これは科学の世界では説明できないことだそうだ。そしてこのお医者さんがいっていたのは、「この方は心に栄養を注ぎ込んでいる。心の栄養が科学では説明できない末期医療の患者を生かしている。」、そんなはなしであった。はなしを聞いていた会場の人にアナウンサーがコメントを求め、聞かれた人も涙ぐんで発言していた。
私には聞いた時のニュアンスをうまく伝えることはできないが、心に残るはなしだった。
心の栄養
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