月別アーカイブ: 2006年7月

A男声合唱団

 私たちの大学で声楽を教えていた先生が、退職後自宅で男声合唱を指導されていた。誕生間もないこの男声合唱団には私たちの団体の団員も数多く参加していた。私も学生時代の一時期参加していたが、多田武彦の「柳川風俗詩」や「富士山」などの組曲を中心に唱っていた。ここの先生は温厚な方で、この団体の団員から尊敬されていた。ところが、なぜか佐々木先生のこととなると不快感をあらわにする。ある時、購入したばかりの大学合唱団東京公演のLPレコードを脇に抱えてこの練習に参加したことがある。練習が始まる前であったので、その部屋のオーディオ装置でかけてみようということになった。ところがLPの演奏が始まると、この先生はまた佐々木先生への不快感をあらわにしていろいろな話をされた。演奏会のアンコールの仕方など、全てにわたって気に入らないらしい。私はこの先生の人柄には魅力を感じていたが、佐々木先生の音楽はそれ以上に魅力的な存在だった。このレコードでの件以来、わたしはこの団体に足が向かなくなった。

Aさんからのメール4

その2日後、更に以下のようなアドバイスのメールをいただいた。
****************************************
susuki 様
 添付浄化槽イメージを参考にして下さい。
 浄化槽の図面もありますが、イメージ図の方が分かりやすいので
 注記してあります。
 設置してあるCS-7と多少異なる点があるかと思います。
注意点などを列記すると
 ・構造的強度を持たせている隔壁は撤去しないで連通口(穴)をあけて下さい。
 ・ブロワーよりの散気装置も撤去しない(雨水の嫌気化、腐敗)を防ぐためです。
  もし、この散気管がブラブラ不安定でしたら業者に浄化槽内部で固定してもらって下さい。
 ・その他不要な配管、ろ過材、生物ろ材、は撤去して下さい。 
 ・雨水の腐敗等を防ぐ方法の一つに、滅菌用次亜塩素系錠剤の適宜投げ入れと、牡蠣ガラや炭酸カルシウム系の活性石を袋に入れて内部にヒモ吊りに入れて置く(目減り補給作業用)のも効果があるようです。
 ・浄化槽の汚泥引き抜き清掃、内部改修が終わったら、必ず消毒をしてもらって下さい。
  浄化槽は、いろいろな微生物群の巣窟ですから。 
 ・又、ポンプが横転しないよう底部又は吐き出し管にて固定するよう施工者にさせて下さい。
 ・もし、水位計測の例として、浮き式水位計の場合は、フロートに連結する心棒が上下するので心棒のガイドとなるサヤ管を適当な長さで、浄化槽の上面(上皮)を貫通する形でつけてもらって下さい。
 ・下水への切り替えが済みましたら、役所への届出が必要になりますので事前に所轄に相談して下さい。
 ・施工上不明な点は、施工者に現物浄化槽を見ながら相談して下さい。
 ・ゴミ取りのクリーンマス、雨水槽、浸透マスなどは、雨水利用の要です。
  従って、susukiさんが立ち会って施工してもらって下さい。所要一日で作業は終わると思います。
                                                    以上  A 

Happy Birthday

 学生時代の合唱団では、団員の中に誕生日の人がいるとその日の練習の最後に前に出てもらって「Happy Birthday to You」を合唱して祝った。確か先生の編曲による混声四部だった。これは先生の発案で始まったことで、少なくも私の在学中は続いていた。気恥ずかしくもあるが、あの合唱団に唱って祝ってもらうのは楽しいことであったろう。しかし私の誕生日は大学の後期試験中で、そのあと春休みが続く長く活動のない時だった。だから私は在学中一度も唱ってもらったことがない。今考えると残念なことだ。

ほたる

 実家の部落の河原に、今年はほたるが非常に多いという。今が見頃、8時か8時半位までだという。そこで今日、家内と母と3人で見に行ってきた。山間の河原で水の流れているところ意外は草が背高く伸びている。橋の上から眺めると、その水の流れに沿ってたくさんのほたるが舞っていた。「ほたるを見るなんて何十年ぶりだろう」なんていいながら、幻想的な世界をしばらく楽しんだ。
 カメラももっていったのだが、残念ながらうまく撮影することができなかった。安いデジタルカメラではうまく行かないのかも知れない。今日はここに写真を載せられるかと思っていたのだが・・・・。

賢治童話のオペラ

    オペラ「注文の多い料理店」と歌のステージ


 という舞台を見に行った。いうまでもなく、「注文の多い料理店」は宮沢賢治の作品である。宮沢賢治の童話はおはなしのストーリーだけでなく、その背後に流れている何かを感じることができ、その世界に非常に魅力を感じる。しかし彼の作品をオペラにしてしまって、その「独特な世界を表現できるのだろうか」という気持ちを抱きながら観にいった。  舞台装置はシンプルで、壁やドアを抽象的に表現したと思われる木製の枠がいくつか並べられ、これを通り抜けては「料理店」の次の間に入っていくのだった。この劇団は西洋的なオペラと言うよりはむしろ日本語のことばがよくわかるようにという意図を持って唱い、演じて活動していることがパンフレットに紹介されていた。たしかに歌の中でもことばがよくわかり、子どもの多い会場で子どもの笑い声がよく聞こえていた。  しかし、初めに述べた賢治独特の世界を表現できたかというと疑問だ。その世界は人の心の中で想像を膨らませて感じることができるものなのかも知れない。それが、おはなしにメロディーがついてしまうことで、簡素な語りから想像を膨らませることができなかったような気がする。演目が賢治作品なら、やはり賢治独特の世界を感じ取りたいものだと思う。