茅野市湖東の笹原地区の鏝絵ページをつくってみました。
茅野市の中でも鏝絵が集中して存在するところ:笹原。「くらフォーラムin八ヶ岳」がこの地の鏝絵を紹介するパンフレットを作成していますが、それも今は入手不能となってしまいました、残念!絵柄の鏝絵だけで20ヶ所、一通り見てきました。以下のページをご覧下さい。
湖東・笹原の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10625
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茅野市湖東の笹原地区の鏝絵ページをつくってみました。
茅野市の中でも鏝絵が集中して存在するところ:笹原。「くらフォーラムin八ヶ岳」がこの地の鏝絵を紹介するパンフレットを作成していますが、それも今は入手不能となってしまいました、残念!絵柄の鏝絵だけで20ヶ所、一通り見てきました。以下のページをご覧下さい。
湖東・笹原の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10625
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茅野市北山の糸萱地区の鏝絵ページをつくってみました。
「北山は鏝絵の多いところ」と聞いていますが、その北山の中の一集落「糸萱」を歩いて見ました。狭い範囲に集中して鏝絵を見ることができました。以下のページをご覧下さい。
北山糸萱の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10572
(38.7k)
「茅野市湖東地区の鏝絵」のページを作ってみました。湖東には笹原という鏝絵で有名な集落があるのですが、まずは堀と須栗平です。堀・新井で13カ所、須栗平で11カ所を見つけました。
下記のページをご覧下さい。
湖東堀地区の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10462
湖東須栗平地区の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10521
以前に描いた笹原の見て歩き記事もよろしかったらご覧下さい。いずれ笹原地区のページも作ってみたいと思っています。
笹原の鏝絵巡り
http://susuki.chips.jp/?p=8492
(38.5k)
「原村中新田地区の鏝絵」のページを作ってみました。原村には実に多くの鏝絵が存在し、カラフルで見る人を楽しませてくれます。この集落だけで何と31カ所、まだ見落としがあるのかな~。いずれ他の地区のページも作ってみたいと思っています。
下記のページをご覧下さい。
鏝絵巡りシリーズ第5回
原村中新田地区の鏝絵巡り
鏝絵巡りウォークのシリーズ5回目、「原村中新田地区の鏝絵巡り」を歩いてきました。集合は長野県の中央線すずらんの里駅の駐車場、今回は地元原村在住の方の参加もあり総勢27名のウォークでした。
簡単な説明、ストレッチのあと歩き始めたのは9:40。
駅は南アルプス(入笠山)と八ヶ岳の間の最も低いところにあるのですが、原村に向かうにはここから八ヶ岳方向に登っていくのです。原村は高原大地のようなところなのですが、駅からはいきなり急な登り坂、そして林の中を抜けていきます。駅前に大きな石鳥居があり、ここから御射山神社への参道をたどります。自動車が主流となった今は余り使われていない参道。
林を抜けたところで小休止、そしてまた歩き始めました。こちらはちょっとした公園風なところ。この地が生んだ偉人の像がありました。
御射山神社を抜けて車道に出ました。でもこのとおり、樹間の気持ちよい道路です。
広大な畑地にでました。そして進行方向に八ヶ岳、山梨から見る八ヶ岳とは随分趣がちがいます。
水田の向こうには北アルプスの白い峰々。
ここはセロリーの大産地、セロリー畑の中を走る直線道路をゆっくりと。背後に見えるのが入笠山。
中新田集落にたどり着きました。今回のコースは14kmほど、脚力と相談のグループの出迎え、無事合流できました。よかった~!
今日のコースの鏝絵第1号。道路から奥まったところにある蔵をちょっと遠くから眺めました。ここの鏝絵は大黒様。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
そしてすぐに2番目の鏝絵:年期のはいった大黒様。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
県道沿いの蔵の上品な恵比寿様。ここの鏝絵は原村で作成した冊子「原村の蔵を彩る鏝絵」の表紙にもつかわれています。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
県道から東にのぼって見つけた大きな蔵、丑鼻にはやはり大黒様。この蔵は反対側にも「松に鶴」の鏝絵がありました。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
大黒様
この奥に見える蔵にも大黒様(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
こちらは龍の絵文字のようです。
温室の屋根越しに見えるのはめずらしい布袋様。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
こちらも大黒様(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
集落の中に津島神社があり、社殿のすぐ横に杉が立っていますが、その陰に太い藤の幹が立ち上がっています。数メートル上がったところで違う杉の木へ渡っているこの姿、見事です。
神社横の蔵にも大黒様
こちらは白い衣姿の大黒様、ここに見える窓には左は多分「梅に鶯」、右にもなにか描かれているのですがこちらはよくわかりません。ここの鏝絵は古いもののようです。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
「松に二羽の鶴」。家主さんが絵心のある方で、これは絵の具で自ら描いたのだそうです。この家主さんが蔵とは別の二階倉庫の中を見せてくださり、自作の絵画や木材を使った造形物が所狭しと並んでいました。
蔵が二つ並んでいて奥の蔵には「鯉の滝登り」、立身出世を願う題材なのだそうです。尾が丑鼻から立体的にはみ出して、元気な鯉です。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
駐車場の奥にやはり「鯉の滝登り」。この鯉も綺麗に描かれていました。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
ちょと奥まったところに見えた大黒様、妻壁には左右に亀と鶴。鶴と亀はセットで描かれるもののようです。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
このあたりは中新田の中でも鏝絵の多いところで、「鏝絵通り」と呼ばれているとか。その道路に面したこちらの蔵は先ほどの蔵と兄弟のように丑鼻に大黒様、そして妻壁には左右に鶴と松が描かれています。虹梁横の龍も立体的ですごみがありました。でもその大部分をビニルトタンとネットに覆われていてよく見ることができません。公開と保護の難しさ。私たちは「もったいない!」と思ってしまうのですが・・・・。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
恵比寿様が口と手を使って広げている袋の口からに大黒様が箕を使って粒金粒銀を注ぎ込んでいるようなめずらしい図柄が描かれた蔵をもつお宅。そういえばかつてはこうやって袋の口を広げました(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい)。
たまたまこの家の人がいましたので庭まで入らせていただきました。虹梁には左右にグラジオラス、そして右側のグラジオラスの下にはニワトリが描かれています。これは珍しい。
道路沿いにあった羽を休める鷹。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
こちらは左官さんのお宅で、母屋の上下に鏝絵が施されています。作風が現代的で楽しそうな大黒様。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
扇の鏝絵も珍しい。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
この蔵は虹梁の左右に鏝絵が描かれてます。(ここをクリックして拡大写真をご覧下さい。)
帰りの電車、本数が少ないので鏝絵巡りは早めにきり上げて、13:30頃中新田から駅への帰路につきました。
途中でみつけた「会津松競馬場跡」の表示。御射山神社と関係のあるもののようですが、説明書きは見あたりません。神社で流鏑馬が行われ、その馬を鍛える場所ではなかったか、とどなたかからのはなし。
再び御射山神社の境内へ。
広い道路の向こうに見えるのはセイコーエプソンの工場。この工場の従業員のためにすずらんの里駅はできたのだそうです。
再び山の中に分け入りました、ゴールはもうすぐ。
林を抜けて駅にたどり着きました。右には御射山神社参道の表示。
天候にも恵まれて鏝絵巡りを終えることができました。今回は企画側でしたが多くの方に支えていただきました。そして参加していただいた皆様にも感謝です。時間の関係で全ての鏝絵を巡るというわけにはいきませんでしたが、山梨とはまたちょっと趣の違う鏝絵の数々を味わって歩いていただけたことと思います。
ありがとうございました。
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追記
私の把握している範囲でこの地区の鏝絵のページをまとめてみました。時間の都合で見られなかった鏝絵も紹介しています。以下をご覧いただければと思います。
原村中新田地区の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=10096
鏝絵シリーズ第4回
鏝絵のルーツ松崎を訪ねる
鏝絵ウォークをシリーズで行っています。これまで3回は私たちの地元:小淵沢・須玉・高根と続けてきましたが今回はなんと伊豆の松崎町、ここは江戸時代に鏝絵を芸術の域まで高めたという入江長八の出生地、そして「長八美術館」があるのです。松崎は鏝絵よりもむしろなまこ壁で有名なのかなと思いますが、蔵の内容物を災害から守るなまこ壁と鏝絵は切っても切り離せない関係なのでしょうね。
朝7時前に小淵沢をバスで出発、ここ松崎についたのは11時過ぎ、工事が進んだ中部横断道を利用しても片道4時間半もかかるんですね。個人で来るのには日帰りは無理だなと実感です。
そして着いたのは長八美術館、今回の第一目的地です。早速見学。外観は日本の伝統芸術の美術館とは思えない斬新なデザインです。この中央をくぐると、
玄関が見えてきました。館にはいってまずは説明をうかがいました。今まで見てきた鏝絵からみると遙かに繊細でまるで絵画のような作品の数々が展示されています。館内にはルーペが用意されていて、これを持って細かなところまでみて歩きます。
美術館の中はもちろん撮影フリーではありませんが、でも撮影Okの作品も多々ありました。その長八作品をご覧下さい。
「春暁の図」、長八は狩野派にも入門したそうです。左官さんの技術と言うよりは日本画家の作品という感じですね。
円形の画面に龍。ちょうど蔵の丑鼻のサイズくらい。蔵を意識した作品なのでしょうか。
モノクロで見にくいので作品の一部を撮りました。
海を隔てた冨士、対岸は沼津辺りなのだそうです。海辺の松林や家、船などが精密に描かれていて「ここはルーペを使って」との説明。
上の作品の海に浮かぶ船の部分を拡大してみました。帆綱を曳く船員さんもルーペで確認。
こちらも冨士。右下の白い説明版の右上にあるのが撮影可のマーク。
美術館の前庭には「夢の蔵」がありました。全国の左官さんが集まって作り上げたものだそうです。
その入り口右側、上下にこれも鏝絵らしいのですがちょっと不鮮明。
内部天井の鏝絵、これはこれですごいのでしょうが、長八作品を見てしまうと・・・・。
夢の蔵の外部にも鏝絵が、これは虎。
窓枠にも鏝絵の装飾
窓枠下にはぶどうがあしらわれています。
山の手を一通り散策してきた後、那賀川をわたる「ときわ大橋」。高欄の外側にも内側にも満開の桜と燕が鏝絵で描かれていました。
橋の向こう側に明治商家:中瀬邸の入り口の時計台、この時計の文字盤には13時も表示されていました。
時計台の下を潜ると右側に松崎ビジターセンターなるなまこ壁の蔵がありました。
入り口の看板も鏝絵
開け放たれた扉の内側には精密な鏝絵、左扉は虎。
そして右には龍が。
中瀬邸の中は内蔵もある立派な建物、そしてこれは内蔵の鏝絵。
長八美術館の道向かいのようなところにある長八記念館。この寺(浄感寺)の再建に長八も弟子を連れて協力したのだそうです。中には長八作品の「八方睨みの龍」の大きな天井画、そして壁には大きな「飛天の像」の鏝絵一対、彫刻師:石田半兵衛と肩を並べての彫刻作品もありました。多才な芸術家:入江長八です。
しかし残念ながら撮影禁止、と思っていたのですがあとで「フラッシュを焚かなければいいですよ」と、早く言って欲しかった~。
で、これは外に出てから撮った石田半兵衛の彫刻、波の中に亀が二匹彫り込まれているのですがわかりますか?
こちらの波の中には鯉が一匹。
再び長八記念館に戻ってきたところで見つけた「鏝塚」。
ここにも左右に鏝絵発見。右は龍。
そして左は虎。龍と虎は一対で描かれる物なのでしょうか。
次に向かったのは「岩科学校」。時間が許せばここまでウォーキングのはずだったのですが、日帰りの過密スケジュールでバス移動となってしまいました。残念!
広い庭と歴史ある立派な建物です。
玄関上に掲げられた銘板。その上の龍は鏝絵ではないようです。
玄関を潜って見上げると、鴨居に鏝絵。
ここは「鶴の間」。四方の鴨居に沢山の鶴が鏝絵で描かれています、青い空も印象的。鶴はみな床の間に向かっているのだそうです。
一羽だけ拡大してみました。それぞれが丁寧に描かれています。
バス駐車場に向かう途中でみつけた沢山のケシ、伊豆は渡した体のところより一ヶ月ほど早いでしょうか。ここからバスで帰路につき、帰着は20:30、長いバス旅でした。
今回はウォークというよりはバスハイク、バスの中では下見されたリーダーや伊豆につながりの深かった参加者の方の説明がありました。ただ観光で歩いても流し見るだけになってしまいますが、こうして鏝絵に的を絞ってのお出かけ、充実した一日でした。
このウォークの下見は一泊で行ったとのこと、バスの手配、食事や美術館等の入館の手続き等々普段のウォークにはない煩雑な準備と運営、おかげで楽しく中身の濃い例会に参加させていただきました。スタッフの皆様ご苦労様でした、そしてありがとうございました。
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鏝絵巡りシリーズ第3回
高根の鏝絵巡り
3月20日、このウォークがありました。
この日はご覧の通りの快晴、4月並みのぽかぽか陽気で駅からウォークではないのですが25名の参加。にぎやかな集まりになりました。
集合場所は高根町の社会福祉協議会の駐車場、八ヶ岳や南アルプスが見回せるよいところ。
まずは箕輪新町の鏝絵を見に、車を避けて国道と旧道の間にあるこんな道を登ります。
旧国道を下り始めてすぐ、道路脇の蔵にありました。モノクロで描いた鶴の鏝絵、きれいです。
すぐ道向かいに、植木の間に見えました。こちらは家の方の許可を得て、庭に入って見せていただきました。
近くで見るとこんなにカラフルで肉感ある「鷹に松」。芸術作品です。
「♪ さ霧きゆるみなとえの
・・・・
人は畑に麦を踏む~ ♪」
なんていう歌詞も死語になってきているよね、なんていいながら。
こちらは「高根の湯」。遠景は南アルプスの鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳です。
この辺りからは箕輪。養福寺の裏には立派なフジの古木が大木に絡まって伸びているのですが、この時期はまだ花も葉もありません。花のシーズンは屋根の向こうに紫の花が見えるのでしょう。
寺の入り口にある「五智六尊佛」。薬師・聖観世音・阿弥陀・釈迦・大日の五仏と一尊の虚空蔵菩薩を併せて六尊とした石造の曼荼羅は他に類例が無いのだそうです。
建部神社、きれいな神社です。参道に灯籠らしきものが並んでます。
「こういう姿では信頼してもらえないのですがね」
と冗談をいいながら参拝の仕方を教えてくれました。
これは須玉でもよく見る「鷹に松」の図柄。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
本日のコース南端のセブンイレブンで小休止、また北を目指して歩き始めました。松林の向こうに雄大な八ヶ岳。
これはまた絵になる古民家。こちらも県外から来た方が買い取って改造したのだとか。
国道を横断しようとして事故死した児童を悼んで描かれた地下道の壁画です。地元の子どもたちだけでなく広い範囲の方が、中には大人もはいって描いてくれたようです。
こちらも「松に鷹」ですが、緻密に描かれています。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
先ほどの大きな古民家の蔵のもの、これは龍を表す絵文字でしょうか。
この立派な蔵にも鏝絵が。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
蔵原という集落に出ました。その南端の家の蔵。山本勘助の屋敷墓のある家ではないかとのことでした。
この蔵の鏝絵。七福神では大黒様が描かれることが多いのですが、こちらは鯛を釣り上げた恵比寿様。青系の色遣いが綺麗です。
この日の昼食は高根クラインガルテンの芝生広場。施設の太鼓橋が見え、遠くには八ヶ岳の眺望がよいところ、昼食時間は35分。
小池集落で、こちらは「盃に亀」。かわいい図柄です。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
淡い色遣いの「松に鷹」。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
こちらはよく見る「松に鷹」の図柄。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
伊勢神社の大ケヤキ、推定樹齢800年の巨木です。落雷によって主幹を失ってしまい、樹勢の衰えのためか三方に支えが施されています。
この日最後の鏝絵。「松に鷹」ですが、これは趣の違うもの。松の葉が丁寧に描かれており、鷹もダイナミックに描かれています。
遠くから見えるJAのカントリーエレベーター、大きな建物です。
最後に小さな酒蔵「武の井酒造」でトイレ休憩させていただきました。
もちろんここで水分補給、否アルコール補給をする人も。蔵の中の商品展示棚を見て、中には一升瓶を土産にした豪傑(?)も。
梅畑脇をすすんでやがてスタート・ゴール地点に戻ってきました。
今回私は参加者というよりはむしろ企画側、真っ青な空・快晴に恵まれて沢山の方の参加をいただきました。資料づくり、当日の受付を手伝っていただいた方、多くのかたに支えていただいて楽しい一日を過ごすことが出来ました、ありがとうございました。
今回の記事では省略してしまったり、またコース外にある鏝絵もあります。須玉の鏝絵も含めて、よろしかったら以下のページもご覧下さい。
(35.0k)
鏝絵巡りシリーズ第2回
を歩いてきました。今回は初めて企画側に参加したウォーキングです。天候にも恵まれ何と参加者25名、駅からウォークではない企画に想像以上に参加していただいて、うれしくなってしまいます。
「須玉ふれあい館」9:30集合のあと簡単なセレモニー、ストレッチ、それからスタートしました。まずは若神子地区の鏝絵2件。
若神子の裏通りを進み僅か10分程で最初の鏝絵に到着、ちょっと古さを感じさせる「松に鷹」でした。Sさんから「鉢巻き」とか「丑鼻」とか蔵の装飾の説明がありました。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
旧本通りを渡って反対側の裏道を進むとすぐに二つ目の鏝絵。この鏝絵はご主人様が若い頃お嫁さんをもらうと言うことで塗り替えて鏝絵もつくられたとか。「背景が黒なので赤いのはやっぱり太陽ではなく月だろうな」と皆さんの意見が一致しました。「水辺の亀と月」ですね。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
・。
須玉川を渡って、大蔵新田地区の鏝絵。私が初めて目にし、鏝絵に関心をもつきっかけとなった作品です。題材は「松に鷹」。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
北杜市役所でトイレ休憩
中央道の側道を進むと、こんな芸術家(?)の家がありました。
須玉の南端の南無妙法蓮華経の題目大宝塔と大豆生田のひいらぎ、ここで集合写真と小休止。題目大宝塔は茅が岳山麓から運んできたもので、彫り込んだ文字の中には米が一俵はいるのだと言われています。台座の上に乗ると塔の大きさを実感します。
高速道路側道脇に広がるサニーレタス畑、緑色のレタス畑や白菜畑など目を楽しませてくれました。
ウォーカーはこんな小径が大好き。
大豆生田の鏝絵は2点、その一つは珍しい将棋の駒をかたどったものです。裏の畑にいた老婦人が話してくれました。この蔵は180年程前のものだとか。
大豆生田のもう一つの鏝絵は「鷹に松」、これもなかなかきれいな鏝絵。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
またまた、車の通ることのない小径。
ここからは藤田地区、でこちらは伊勢神社。給水休憩しました、そしてまた歩き始め。
この神社には無名ですが立派な欅の木が3本そびえています。
藤田の鏝絵はこの一カ所、やはり「鷹に松」です。ミニ公園の脇、蔵の傷みもすすんでいますが、この先も保存してもらいたいな。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
小菊が鮮やかに咲いていました。
こちらは茅ヶ岳
大蔵地区の鏝絵は2件、ここは蔵でなく住居の母屋の2階の壁に描かれている「鷹に松」。左には山の連なりも描かれています。
もう一つは蔵の丑鼻に描かれた「鷹に松」。ここの松はかなりシンボルかされています。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
昼食場所となる「おいしい市場」にたどり着きました。脇の道から見上げるときれいな雲、思わずシャッターを。
ここまでの参加の方もいたので、ここで集合写真。「おいしい市場」さん、お世話になりました。
19人で午後の部スタート。
土道、真ん中には草も生えているこんな道もまたいい。
振り返ればきれいな富士山、高いところはもう雪化粧です。
木陰を歩く。
北を見れば、秋空の中の八ヶ岳。
本日のメイン・ディッシュ、風月堂の看板鏝絵。三層の建物の二階部分の壁に描かれたこの作品は芸術品です。戦前は菓子やパンを製造して北杜市の上流に行商に行っていたのだそうです。しかし、戦争で砂糖が入手できなくなって菓子作りが出来なくなった。でも、戦後も給食用にパンを製造した店だそうです。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
小倉(こげー)のもう一つの鏝絵、「鷹に松」。この地区にはもう一つ、もうちょっとカラフルな「鷹に松」があったのですが、その蔵は数年前に解体されてしまいました。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
近くにあった蔵の、こちらは鬼瓦。竹が描き込まれた家紋の両脇には菊の花。これもなかなか立派。
須玉川岸、スポーツ公園とのあいだの桜並木の下をあるきます。花の時期もいいですが、紅葉の今もなかなか。
公園の南端の紅葉はちょうどよく色づいていました。
若神子地区に戻ってきました。この日最後の鏝絵、題材はやはり「鷹に松」。でも白を背景にしたこの鏝絵、新しくてとても綺麗な作品でした。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
ふれあい館駐車場に戻ってきました。ウォーキング・ダイアリーに印をもらって解散。先を急がず歩いたためか予定時間を30分程オーバーしてしまいました。でも、
「いいコースだったよ。」
と言ってもらいました。お世辞でもうれしいな。
鏝絵シリーズはまだまだつづく(?)予定です。今後の予定をちらりと予告してこの日のウォーキングを終えました。
今回のスタッフに名を連ねては居なかったのですが、当然のことのように早く来て会計の仕事をしていただいたSさん、体長悪く不参加となりながら資料の準備その他気遣ってくれたIさん、そして一緒に企画をしていただいたOさん、この会のチームワークはすごいですね。お陰で楽しいウォークを終えることが出来ました、ありがとうございました。
(29.7k)
「津金の鏝絵」のページを作ってみました。
狭い範囲に数多くの鏝絵が見られる山梨一番(多分)の場所。鏝絵職人:三井さんのいた村、この
方の手で古い鏝絵も数多く修復されたのだそうです。
鷹・鶴・千鳥・七福神・波、それから趣の異なる海岸寺の鏝絵など題材も多様です。どうぞご覧下さい。
津金の鏝絵
http://susuki.chips.jp/?page_id=8915
以下のページから他地域の鏝絵もどうぞ。
ギャラリー
http://susuki.chips.jp/?page_id=8677
(28.9k)
「高根の鏝絵」のページを作ってみました。高根は、鏝絵ではよく知られた津金と小淵沢の間に位置します。私が見つけることが出来たのは22カ所。ここでは七福神もすこし見られますが、主に見られるのはやはり「松に鷹」です。
下記のページをご覧下さい。