「喜知次」

喜知次「喜知次」
乙川優三郎
講談社

 小太郎は祐筆頭を務める日野家の長子、日野家に養女花哉がやってきて小太郎には妹ができる。藩の学問所:知明館で共に学ぶ牛尾台介・鈴木猪平は身分・境遇の違いはありながらも気心知れた友。猪平の父が一揆によって命を落とし藩の苛酷な処遇で猪平母子は苦境に落とされる。郡奉行の次男坊の台介は剣の腕はたつが将来はどこかの婿にはいるか部屋済みで終わる身分、それよりもゆくゆくは商人になるという。大人の世界を一歩先に行く二人に触発され、元服前の小太郎はおぼろげながらも藩の農政改革を志していく。そんな三人の苦悩の中でも続く友情の物語。そして小太郎と花哉との関係は・・・・?

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